あらすじ
加齢と折り合いをつけてどう生きるか。92歳の作家が、人生を四つに分けるインドの住期の最後、「遊行期」という平穏な時に身をおいて考える。一方で、長生きは「老い」や「ボケ」も一緒に連れてくる。目・耳・歩行力などへの「養生」の工夫、人生100年を生き切るための明るい「修養」、そして執筆活動の根源を明かす。
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Posted by ブクログ
ボケは自然の流れの中にある。
親鸞は75歳頃から和讃(歌詞)を書き始めて90で死ぬまで書き続けた。
鼻歌を歌う=ボケてる人で鼻歌を歌う人はいない。
「人は軽気がよき」(蓮如)最後まで軽薄なくらい活動的に生きる。
衰えは、聴力、視力、咀嚼力、歩行力からくる。
ときどき遠くを見て、焦点距離をあわせるトレーニングをする。目をパチクリさせる。上目遣いに見る。上瞼を上げる。
物忘れはほっておかない。執念深く思い出す。
認知症のリハビリ療法には、回想法で昔の話を思い出すトレーニグがある。
一日に3人、知らない人と口を利く。
オレオレ詐欺は寂しいから引っかかる。
聞こえないことをほっておかない。