【感想・ネタバレ】「嘘をつく」とはどういうことか ――哲学から考えるのレビュー

あらすじ

「噓をついてはいけない」と言われるけれど、噓をつくとは何をすることで、どう悪いのか。それでもなぜ噓をついてしまうのだろうか。「自分自身であること」を選び取るために、ごまかすことなく噓を真面目に考えてみよう。 【目次】第一章 噓をつくとは何をすることか/第二章 噓をつくことはどう悪いのか/第三章 それでもなぜ噓をつくのか

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Posted by ブクログ

「嘘をついてはいけない」と言われるけれど、嘘をつくとは何をすることで、どう悪いのか。それでもなぜ嘘をついてしまうのか。

とてもよい新書でした。
高校生向けの哲学の題材として「嘘」を取り上げ、大人未満と大人が、自分と社会のあり方に向き合うような論が進む。

善意の嘘は本当に善意だけなのか?
善意の嘘という道に安易に逃げて、そのような嘘をつかなくてはいけない社会のあり方、普通という概念を変えようとしていないだけではないのか?
嘘をつかないとは自分自身に対する透徹さを貫いていく姿勢であることを改めて理解できることは、経営者にとっても、経営の透明性とは? フェアであることは何かの考えを深めてくれた。

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2026年03月07日

Posted by ブクログ

嘘は、日常ては表裏一体ですね。SNSからも、テレビニュースから、仕事のやり取りの中でも、しかしその事を疑わずに、日常生活をしています。この本は、そんな日常を倫理観に照らし合わせてロジカルに見つめた本でした。 嘘をつくとはどんな事か?また、どう悪い事なのか?  でも、嘘をつくのか? ホント「嘘」をわかりやすく説明していただける一作でした。 私見はやはりオープンより、敬意と尊敬の念をもって、馬鹿正直でなくスムーズに世渡りして生きていきたいですね(笑) 本からは学んで無いかも、、、

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2025年02月11日

Posted by ブクログ

・嘘をつくことと、騙すこと、皮肉、冗談の違いは何か?サプライズの為の嘘、自分への嘘、騙す意図の要否等、状況によってその意味は変わるのか?
・嘘をつくことは悪いことか?どんな嘘が悪いのか?どんな嘘は悪くないと見做せるのか?
・何故嘘をついてしまうのか?どんな時に嘘をつくのか?嘘を認識するのか?正直さ、誠実さとは?
・この様な問いから、嘘について哲学的に掘り下げその本質的な意味を探ろうという試み
・嘘は「相手を騙そうと意図して、自分がそれを真であると信じていないことをあたかも真である様に平叙文で言う」という行為を示し、その動機には、利益の為に自発的につくものと、嘘をつかざるを得ない強制的なもののグラデーションがある
・悪い嘘は相手の尊厳を害するもの。相手を傷付けることを避ける為につく悪意の無い嘘もありえるが、であったとしても嘘は整合性破綻を回避する為に自分自身を制限するものとなり得、そうならない様に、嘘をつかず相手と誠実な対話を重ねる、という行動を取るというオプションもあるのではないか
(例えば、自分が望まないプレゼントを善意でくれた相手に対して「ありがとう。大事に使うよ」と言って嘘をつくのか、「ありがとう、実は・・・」と対話するのか、など)

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・この本を手に取った時は、哲学に加えて、心理学的な意味合いや言語学的アプローチ、嘘に纏わる歴史的な出来事などより広範なテーマを期待していたが、思いの他徹底して哲学だった(いくつかのアプローチがないと嘘で一冊書けないだろうと思っていたが、甘かった。。)
・冷静に考えれば、「正義」でも「謝罪」でも哲学的に切り取ればなんだって1冊本は書けるのだから嘘でも当然書ける
・嘘の分類や良し悪し、誠実さとの関係など、何となく考えていたことを平易な言葉で言語化してくれた感覚。ただいくつかの比喩は極端で納得はいかなかったし(例えば「殺されそうな友人を匿っている時に、友人が「いない」という嘘を付く以外に「黙っている」というオプションが現実的に成り立つのか?)、結局は対話が大事、という結論は、この本を読み進めた結果としてある程度の重みは感じるものの、そうもいかない複雑な現実に照らし合わせた時にこそ深みが出るものだろう(まあでも哲学ってこういうものですよね)
・身近なテーマはこうやって分解していくと思考が深まるのだな、とスルスルと思い出せる感覚が心地良くはあった/philosophy as mental weight liftingという恩師の言葉も思い出した
・ヴィトゲンシュタインの言語ゲームという言葉を久々に聞いて読み返したくなった

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2026年08月10日

Posted by ブクログ

我々の会話の中では、真であることを伝えねばならぬという暗黙の了解の上で成り立っていたのだと改めて認識。子どもが親から教わる認知を改めてできた。だからといって、嘘の完全にない世界がいいとも関わらず、しっかりと向き合う『対話』こそが重要だよねっていう感じでした

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2025年02月24日

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