【感想・ネタバレ】アフリカで誕生した人類が日本人になるまでのレビュー

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人類の起源から、今の日本人のルーツを綴った一冊。

以前定説とされてたものも覆される中、最新の学説を知ることができ、非常に勉強になった。

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2013年02月18日

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分かりやすく興味深い事が沢山書いてありました。人類のロマンを感じます。日本人に至るまでに相当な時間が掛かっている。その事を考えると、日本人である事を大事にしていかないと...と思いました。これから殆ど変化しないというのが分かったのも面白かったです。

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2011年09月25日

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解明しようとするにはまだまだ様々な検証が必要な「日本人の起源」について、「アフリカで誕生した人類が世界へ拡散しどのように日本人となったか」という壮大なスケールのテーマについてとても分かりやすく説明されている。難解な学術用語、専門用語については、僕のようなこの分野の門外漢にもわかりやすいように易しい言葉で注釈が加えられている。また、先に読んだ内容の記憶が少し曖昧になっていても過去の記述をおさらいしながら話を進めていくので、こうしたジャンルの本に初めて接する入門者への配慮が感じられて好感が持てる。
もともとは日本語の起源論という言語の側面から興味を持って購入した本だったが残念ながら言語に関する記述は皆無であった。しかし、“歯”のタイプから探る人類の起源や核DNAとミトコンドリアDNAの違いなど、まったく知らないことがこの本を読むことですっと頭の中に入ってきて新たな知識として僕の中に蓄積された喜びは大きい。世界に拡散して分布する人類の起源がとてつもなく興味深いテーマであるということを知り、久しぶりに好奇心をくすぐられるような良書に出会ったと感慨無量である。200ページに満たないハンディな本なので一気に読んでしまった。この本を手始めに今後は人類学、日本人起源論といった新たなジャンルにも興味を持っていろいろと渉猟してみたいと思うようになった。

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2013年11月13日

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著者は遺伝学ではなく、骨や歯の形で人類学を専門としている方なので、遺伝的な要素もあるが骨や歯の記述が多くなる本であった。

3章構成であり、1章でアフリカで生まれた人類の祖先が変化していることを示すこと、2章でアフリカから世界に広がり、特に南太平洋に行くまでのこと、3章で日本人の祖先の縄文人や弥生人のことを平易に書いてある。

とはいうものの自分は人類学の基礎知識があまりになくて読むことに難儀してしまった。ヒトの名前と特徴を表か何かにしないとやっぱり読むことが大変になるので、次回には基礎知識をもっと溜めて読みたいと思わされた。

具体的な人種名や地理的なものは忘れてしまうけれど、大枠は理解できたような気はした。

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2018年06月17日

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人類がアフリカ起源というのは間違いなさそう。ではその人類がいつ日本にやってきたのか。どのように日本人は確立していったのか。

DNAではなく主に骨相学から、日本人のルーツを探ります。

自然の障害(海があって向こうの土地に渡れないなど)や気候の激変(氷河期で人類のほとんどが死滅)があり、人類は遺伝的にはかなり詳細に移動の時期が特定できるようです。

日本人のルーツは縄文人(東南アジア起源で、遺伝的には同じルーツを持つアボリジニに近い)と北方アジア起源の弥生人の混血、とのこと。

興味を引くのは、画一的に入れ替わりがすすんだのではなく、一部は縄文人、別の地域は弥生人、中間は混血、というように地域と時代が入り乱れていること。

アフリカから中東へ、中東から東南アジアへ、そして日本へ。

壮大な交響曲を聴いているような気持ちで読みました。

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2014年11月18日

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大変おもしろい。そういえば、学校ではアウストラロピテクスが人類の起源か、と習っていた記憶があるが、人類学はここまで進んでいたのかと驚くばかり。諸説あるだろうが、日本人とはそうだったのかと思う一方、国、民族、人種とは?という思いにも駆られる。惜しいのは、人体の名称などの学術用語は素人にはわかりにくいので、更に図解などを入れてほしかった。

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2011年12月23日

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日本の起源に興味を持って(特に弥生後期、邪馬台国から大和朝廷まで)、その分野の本を読んでいく中で、やはり人類の起源を知っておいたほうが良いと思い購入。
猿人から縄文・弥生時代までのおおまかな流れを割りと分り易く書いてある。生物の名称や骨の名称などがたくさん出てくるが素人にも理解できるように平易に書かれてあると思った。
印象に残った点は、猿人のアウストラロピテクスとパラントロプスが食事の違いによって生死を分けたというところ。粗食のパラントロプスは食事にかける時間が多いが、高い栄養価のものを食していたアウストラロピテクスは食事以外の時間が増える。その時間に学習をし、生存していった。
また、日本人のルーツ、南方からの流入と北方からの流入の混血といのも面白かった。

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2011年10月07日

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以前、7人のイブを読んでいましたので、文系の自分でもわかりやすく、今いる自分が何ものなの?って思っていた所、みんな仲間です。特にご近所さんのアジアの方々など兄弟のよう。仲良くしましょ。
街を歩きながら、あの人は縄文系が強いのかとか密かに楽しんでます。

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2011年09月30日

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NHKの「地球大進化」をみて、生命の歴史が分かったつもりでいたが、本書を読んで、まだまだ未解明な部分が多いことを知った。学術的良心がある記述に好感がもてます。かといって難しくはないです。

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2011年06月03日

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 人類学の立場から、特に骨の「形態学的比較」を通して、ヒトがどう進化して世界中に広まっていったか、さらに現代日本人のルーツはどこか、といったことを、現在分かっている範囲の可能性について紹介したもの。
 「直立したことによって人類は手の自由を獲得し、その結果として発達した大きな脳を獲得し、言語も獲得した」(p.15)というのが新鮮だった。言語の獲得の根源には直立二足歩行があるというのが面白い。他にも「唇は生殖器の、乳房は臀部の擬態」(p.63)とか、「実は、瞼が一重なのは、現代人の中では北アジア人と東アジア人だけ」(p.107)とか、今ある自分たちの体の各部の形がなぜそのような形になっているのか、という理由を知るのが面白かった。
 そして著者の専門とする「形態学的比較」というのは、単に似ている、という話ではなく、「統計学的な方法を用いて、どれだけ似ているかを計算する」(p.141)ものらしく、統計学というのは結構大事なんだなと改めて実感した。が、さらに言えば、例えば「〇〇パーセントの確率で同じだ」みたいなことが分かるくらいで、結局最後の答えまで出してくれる訳ではないんだな、というネガティブな気持ちも同時に持ってしまった。
 いろいろな説が紹介される中で、確実とは言えないがたぶんこうだろう、とか、こう思う人もいるが著者はこう思う、ということがはっきり書かれており、安心して読めた。それにしても縄文人と弥生人は、現代でも結構見た目的に違う気もするが、現代日本人は圧倒的に弥生人の血が流れているらしい、というのが意外だった。(16/09/18)

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2017年09月18日

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こういうの好きだなー。
頭蓋骨の男女の違いとか、一重まぶたの構造とか単純におもろいし、なぜネアンデルタール人が滅びたかとか、縄文人と弥生人の関係性だとかは、下手な推理小説よりもスリリング。

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2016年02月20日

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本書は、そんな700万年前から人類の進化をたどり、どうやってアフリカから世界に広がっていって、最終的に今の日本人になったかということを駆け足気味に説明してくれるものでした。身体の大きさが人種によって違うこと、皮膚の色もですね、そういったことがどうしてなのかも明快に答えてくれています。
また、骨の形質などの形態から、いろいろな地方の古代人のルーツを探っていくのが著者の分野らしいので、あまり遺伝子だとかDNAだとかでは、とくに日本人のルーツの部分では検証していませんが、それでも、ミトコンドリア・イヴの話など、現代的な人類学のトピックは出てきます。

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2014年10月19日

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ネタバレ

この手の人類学的なものは大好きなのだが、本書はそれほど新しい発見がなかった。近年、縄文文化が見直されつつあるが、そのあたりはすこし興味深いけれど。

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2013年08月28日

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ネタバレ

日本人のルーツは最後の辺りでやっと登場。どちらかというとホモサピエンスの登場に重点的に纏められているような感がある。そして、歯とか四肢の割合とかで、弥生と縄文の差を特定し、どこから来たのかを解明しようとしている。

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2012年12月04日

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猿人から始まって、日本人に至る、人類の進化の歴史についての本。
本当に簡単に、つるつるっと読める。

かの有名な、ルーシーさんも出てくる。上野の博物館にいる、小さな小さなお猿のようなおばちゃん。ああ、この人たちはどんな生活をしていたのだろう!その生きているかのような模型に、魅入ってしまったのを思い出す。
驚いたのは、原人のホモ・フロレシエンシス。ものすごく小さな人類で、日本の縄文時代の頃までインドネシアに生きてたとか。
そして、滅んでしまったネアンデルタール人は、我々のDNAの中に残ってる、というのも、すごい。

ヒトは、道具を使ってどうにかする手段を得てしまったので、体そのものを変化させる必要がなくなった。だから、私たちの体に見られる民族的な違いというのは、比較的早くに出現したものがそのまま残っている。アフリカ人は人類誕生の時の特性を、北に住んだ人たちは寒冷地適応を、狩猟をした人たちは歯に痕跡を、というように。
それは、この先人類は進化しない、ということも示している。
進化って、耐えることなんだな。。。

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2012年01月23日

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3章構成の2章までは既存研究のまとめが最新説を盛り込んでおり、知のUpdateに適している。
最後の3章は筆者自身の研究だが、ここは一般向けに省略しているのか、非常に計測、統計処理に疑問が残る内容。今時、新書レベルであっても誤差検定くらいは記載して欲しい。
自分の仮説の上に、それを事実として仮説を組み立てるのもあまり感心しない。

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2012年01月16日

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ルーシー•イン•ザ•スカイ•ウィズ•ダイアモンド 105 30 エチオピア 馬爻ロバ=ラバ交配第一世代 ラバ爻ラバ≠子 エイプ•マン=猿人 北京原人156 ジャワ原人184 日本では一万六千年前頃から縄文時代 ネアンデルタール人 クロマニヨン人 埋葬 ホモサピエンス爻ネアンデルタール人? 異種交配 アフリカ人notネアンデルタール人DNA 絶滅による置換えor交配による吸収 ネアンデルタール人はホモサピエンスの異種ではなく亜種? ヘルト人 カバ組織的殺傷 チンパンジー ナックル•ウォーキング スピードの代わりに長距離を走る能力を身につけた 獲物が疲れるまで追い続けて仕留める戦略を採った 唇は生殖器の、乳房は臀部の擬態? ミトコンドリアDNA ボトルネック 一重瞼➡東アジア北アジアOnly 縄文人 アボリジニー アイヌ人 琉球人 スンダランド (Sundaland) とは、現在タイの中央を流れるチャオプラヤー川が氷河期に形成した広大な沖積平野である。現在ではタイランド湾から南シナ海へかけての海底に没しており、マレー半島東岸からインドシナ半島に接する大陸棚がそれに当たる。氷河期に、海面が100メートル程度低くなり広大な平野であった。
大陸から渡来した弥生人が、もともと日本に住んでいた縄文人と混血しながら広がっていき、かなり置き換わったのに近い状態になった

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2011年11月20日

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栄養価の低い粗食(穀物)に体が頑丈に進化することで対応し、滅びた猿人と調理を覚え、効率的に栄養を摂取して余った時間で脳が進化した原人。昨今の働きかたに通じるものあり…

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2011年11月02日

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読みやすく書いてある。人類の起源については面白いが、途中から少し駆け足ぎみに感じてしまった。日本人のところのもう少しページがあればよりグッドだと思うのは、じぶんのわがままか?

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2011年09月12日

Posted by ブクログ

比較的わかりやすい言葉で説明されており、読みやすい本でした。
ただ、学者なので決定的な表現はなく、割とぼかした表現に終始しているので、その辺を割り引いて読まないと…

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2011年09月03日

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