あらすじ
休む判断 お金 治療法 過ごし方 復帰までの道筋
1万人以上のビジネスパーソンと向き合ってきた産業医が教える
メンタル不調で休む前に知っておきたかったこと
眠れない。考えがまとまらない。なぜか涙がでる。常に不安がある。
でも、まだ大丈夫。会社に、まわりに迷惑をかけたくない。
メンタルヘルスの不調が出はじめて、不安なことばかりかもしれません。
病院に行くべきか。会社に言うべきか。
もし休むように言われたら、自分のキャリア、収入、生活はどうなるのだろう。
休職したとして、復職できるのだろうか――
この本は、そんなメンタル不調を抱えるあなたの不安と悩みに応えます。
メンタル不調にならないための本ではありません。
不調になっても、安心して「休む」選択肢をとれるようになるための本です。
自分の不調を受け入れ、向き合い、うまく制度を利用すれば、
適切な「休職」は、むしろあなたの未来のキャリアを守る選択なのです。
(「はじめに」より)
本書では、安心して休み、健やかに働き続けるための
[知識][情報][心得]を3つの章で具体的に、事例と共に紹介していきます。
Chapter 1 こころと身体のSOSに気づく
メンタルヘルス不調への治療法と特徴/「いい医者」の見つけ方/
社内のキャリアに傷はつくのか/お金の問題はどうしたらいいのか …etc.
Chapter 2 休職前半 じっくり休む+好きなことをする
産業医が重要視する5種類の診断書/休職開始時にしてもいいこと、
いけないこと/回復期の過ごし方/「好きなこと」を見つけるワーク …etc.
Chapter 3 休職後半 焦らずに復職の準備。そして復職へ
復職に向けた9つの判断基準/復職準備期の過ごし方/
復職する前に知っておくべき会社との関わり方 …etc.
復職し、不調が気にならなくなる。
必ず、その日は来ます。
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Posted by ブクログ
読みやすくて勉強になった。
正直、私が人事にいたときもそうだったが、休職した労働者に対して休職期間をしっかり決めてしまう会社は少なからずあると思う。でも労働者はまたその日から周りと同じように働かないといけないから、そのゴール地点までになんとか回復しないとと計画を立ててしまい、頑張って起きようとか、外に頑張って出ないととプレッシャーを感じてしまう。全くそれでは休職の意味がないことがわかった。
休む期間というのは仕事にまた戻れるためにトレーニングするための期間ではないわけだ。
Posted by ブクログ
「教科書」と銘打つ通り実践的な内容
誰もがなりうるメンタル不調だが、健康を取り戻すことが一番で、そのためにはどのような考え方や方法が適切か、復職する際の注意のほか、睡眠の取り方、外出(散歩)のタイミングなどを具体的に示してある。
人事や産業保健職のほかに、「ちょっと疲れてきたかも」という働く人にもおすすめです。
Posted by ブクログ
適応障害になり文字が読めるくらい回復したところで、この本を購入しました。
休職した当時は「自分が弱いだけで適応障害ではない」と思っていたけれど、医者に行くタイミングだと言われる症状であったり、休職期間の過ごし方を読んで、自分は適応障害であると受け入れたと同時に弱いだけじゃなかったのかと安心しました。
休職前から復職後のことまで書いてあるので、今後の参考にもなるしもっと早く出会えてたらなと思った本でした。
Posted by ブクログ
〈あらすじ〉
「休職」と「復職」の具体的な方法や、休職中と復職後の過ごし方、それぞれの心構えなどについて書かれている。
メンタルヘルスの不調で悩んでいる人や、休職するかどうかで悩んでいる人、休職中の人、復職後の人、いずれの人にも読んでほしい内容。
〈感想〉
・私は現在休職中で、自分は「復職準備期」だと思っていたが、本書の考えによると「回復期(後半?)」にあてはまる。自己分析と客観的に見た自分の状況は異なる、ということを実感でき、大事な気付きとなった。
・なかなか周りの人に相談できない方や、相談できる人がいない方にとって、それぞれの期間中の過ごし方や心構えについての情報を教えてくれる本書は、大きな救いになってくれると思う。
・なかなか知ることのできない、他の方のケースを知ることができるのも、大いに参考になった。
・私の会社の産業医も、武神先生だったら良かったのに…。
Posted by ブクログ
適応障害など精神疾患について、主な症状や病院の選び方、休職中及び復職する際の過ごし方などを産業医の目線から記載している。平易な文章で書かれており読みやすい。実際に休職した方の診察や過ごした方の事例についても多く紹介されている。
【メモ】
病院は複数通院して選ぶ。
休職する際はなるべく早く、かつ焦らず十分な期間休む。
休職中に好きなこと、趣味を見つける。それを続けることで復職後のメンタルヘルス対策になる。
休職に至った状況を分析するとともに、ストレスの初期症状や具体的対策を整理しておく方が再発が少ない。
Posted by ブクログ
病気になった当事者の本が多い中で産業医の立場から冷静に休職と復職について解説されてる
人事側の私には感情を交えず休んでいる方達の状況を知ることができて有益だった
産業医だけどそこまで臨床っぽいことのオンパレード、専門用語頻出ってこともなく読みやすい
Posted by ブクログ
休職前、休職中、復職準備、復職後と順を追ってとてもわかりやすく書かれています。
休職者だけでなく、家族や同僚、上司、人事の方なども参考になると思います。
Posted by ブクログ
自分が少し疲れた時も、家族や会社組合関係の人も読んどいて損はないかなと思います。
休むことのネガティブさ、早く復帰せねばと焦る気持ちも一旦落ち着いて考えようと思えるのではないかな。
病院に頼るとか薬飲むとかは個人的には合わないなと思うけど、診断書が出たらとっとと休めば良いし、復職の判定は思って頼りしっかりあるのでゆっくり気ままに振り返れば良いと思いました。
自分の会社ってわけでもないから頑張りすぎなくて良いのです!
Posted by ブクログ
メンタル不調になる人は、真面目で責任感が強い人がほとんど。寧ろ、強すぎるからこそメンタル不調になりやすい。
再発を防ぐためには、休職に至るまでを振り返り、自分と対話することが必要。
また、「好きな活動」を沢山見つけておくことも有効。
趣味がない、もしくは以前はあったけど今はしていないは危うい。
職場でも家庭でもない第三の居場所を持つこともだいじ。
健康が一番。職場は相性。
元の職場に復帰するのもしないのも自分の責任。しっかりと自分と向き合って後悔のない選択をしたい。