あらすじ
【戦後昭和、拝み屋兼記者&心霊写真を撮ってしまうカメラマンのコンビが”因習村”の真相を探る、怪奇ミステリ―!】 戦後昭和、新人カメラマンの瑛吉は、いわゆる心霊写真のようなものしか撮れなくなってしまい困り果てていた。まともな写真が撮れず仕事も失っていたある日、胡散臭いオカルト雑誌から声が掛かる。 「月刊奇怪倶楽部」は怪しげな因習・風俗など何でも載せる下世話な雑誌で、目玉は国内の秘境をおどろおどろしく紹介する連載記事「本邦魔境紀行」。世界の秘境ブームに便乗した企画だが、取材費がないので場所を国内に絞り、曰くつきのスポットや儀式について書かれている。担当のライターは飛鳥という大学生のアルバイト記者だった。 飛鳥は瑛吉と近い年代の人当たりのいい青年であるが、実は拝み屋だという。瑛吉は不安に駆られながらも、日本全国の辺境で行われる奇祭や儀式に取材に行くことに――!?
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Posted by ブクログ
各話のタイトルのデザインがいかにもその手の雑誌!な感じでわくわくしました。
そして実際にその辺境に訪れてみると……
てっきり本当に怖いのは人間系の話かと思いきや、読み終えてみると実に様々なパターンがあって面白かったです。
心霊に怪獣、SF要素などなど、とにかく要素盛り盛りで「こんな話まで持ち出すか!」と。
峰守先生作品のこれまでの要素全部盛りみたいな豪華さを個人的には感じました。
また伏線が意外なところに張られていて、ここで回収かと驚くことも。
特にラストの話がここでそのネタが活きるのか!と興奮しました。
初っ端で解決してたから忘れてたので……上手いなあ。
拝み屋兼記者の青年と家業から逃げるためにカメラマンになった青年のバディが段々心通わすところもよかったし、助け出された少女が後々レギュラーキャラになって活躍する展開もよかったです。
彼女がまさか重要キャラになろうとは。
彼女の諸々の活躍はぜひ本編でご覧ください。