あらすじ
北海道・増毛での極貧の幼少期。 鍋を磨き続けた二年と〝料理の神様〟に近づきたくて生やした口髭。地獄の厨房と欧州修業。一文無しでの開業とバッシング、そしてミシュランとの決別――。三國シェフの不可能を可能にする圧倒的努力、生きるための営みと企み、そして本気になるとはどういうことか。仕事の流儀と人生の本質が凝縮された一冊。
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Posted by ブクログ
朝ドラの題材にでもなるんじゃ…と思うくらいのとてつもない半生。超一流というのはこういう人のことを言うのだろう。神様の料理体験してみたいけど、、色々な面から難しそう。。
Posted by ブクログ
三国清三さんの『三流シェフ』は、幼少期から料理人になるまでの歩みを自伝的に綴った一冊。
数々のエピソードはどれも生き生きとしていて、ページをめくる手が止まらないほどワクワクさせられた。
料理人としての成り立ちや、訪れる困難の数々、それをどう乗り越えてきたのかが描かれ、読んでいて胸が熱くなる。
何かに挑み、波を乗り越えていく人の姿は、これほどまでに人の心を勇気づけるのかと改めて実感。
秋元康さんによる解説もまた共感にあふれ、この本の魅力をさらに引き立てている。
いままさに波を乗り越えたいと思っている人に、強く勧めたい一冊。
素晴らしい!!の一言です
三國シェフは師であるムッシュ村上さんの本で知りました。一流になる人は血の滲むようなご苦労をされてますがこの方は並の苦労ではないのにグレもせず真っ直ぐにどうしたら、、と毎回必死にご自分の道を探し突き進まれた半生。拍手喝采です。
Posted by ブクログ
おもしろくてスイスイ読めた。
エネルギーと勢いがすごくて、引っ張られてしまった。
「天才とは1%のひらめきと99%の努力である」
「天才とは努力する凡才のことである」
を地でいくような生き様。
そして、秋元康の「解説」はひどかった。
解説?
単に要約しただけ…。
Posted by ブクログ
四谷のフレンチ、オテルドミクニ。
10年以上前に一度だけ訪れたことがある。
若葉町の閑静な雰囲気のある住宅街の中にその一軒家はあった。もう味は覚えていないが、とても暖かい気持ちで帰宅した印象。
北海道の増毛という小さな辺鄙な漁師の息子として、手伝いをしながら育ち、中学校卒業とともに札幌にでてホテルの皿洗いから始め、帝国ホテルに移ってからは皿洗い2年。そしてスイスの公邸料理人に。
この本では彼の生きてきた厳しかった若い日々が描かれている。とても読みやすい。
そして、彼の料理を今一度いただきたいと思い、調べたら
四谷の店は2024年冬に閉店していた。
2年後に同じ地で8席だけのカウンターの、シェフが全てを取り仕切る店をオープンさせるらしい。
予約とれないだろうな。。でも行きたい。
すごく行きたいと思った。
そして、youtubeチャネルをやっていらっしゃるのですね。知らなかった。