【感想・ネタバレ】部下を定時に帰す「仕事術」のレビュー

あらすじ

仕事効率を最大化する「3つのステップ」
ステップ①計画を先行させる 「戦略的仕事術」
ステップ②時間を節約する 「効率的仕事術」
ステップ③時間を増大させる 「広角的仕事術」

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Posted by ブクログ

ネタバレ

読んでみて、なんだかできそうな気がして、何をしようかということを並行して書き留めながら読む事ができた。佐々木さん流のスキルは他の人でも活かせるものだが、そこに必要性、思いがなければ多分うまくいかない。あとがきに書かれていたことが一番心に響き、これから仕事をしていくうえで大切なこと、人生で大事にしたいことなどを考えようと思った。

以下読書中のメモ
計画、業務の趣旨(何のためにやる仕事か)、必要工数(〆切意識と優先順位)、「最も重要な仕事として何を成すか」、仕事の鳥瞰図。
〆切は実際の1週間前に。仕事は終わったところから始まる。2か月分のスケジュールを見る。思い込みは無駄の元。始める前に訊く。途中で訊く。
プアなイノベーションより優れたイミテーション(模倣)。優れたイミテーションを重ねることで、優れたイノベーションが生まれる。
仕事は現場主義で。その場で片づける。
「やらないこと」をふやす。雑誌等はその場で読まず電車で読む。書類はどんどん捨てる。ファイル名を中身が分かるように工夫。やみくもに時間をかけることはプロのやることではない。

仕事は重要な2割をやれば8割達成したことになる。人にやってもらう仕事を見極める。一番わかっている人に任せる。定期的に上司に相談する。何が真実かをとらえる力。

書くと覚える。覚えると使う。使うと身に付く。

キャリアは一歩一歩の積み重ね(キャリアは道ってことだよな)。目の前の仕事を少しだけよりよく。努力は無理することではない。最も効率的な「正しい道」を見つけることこそ正しい努力。

あとがきより
効率的仕事術(=スキル)は大事だが、スキルだけでは仕事はできない。
効率的に仕事を進める根本は、「物事の軽重を把握すること」にある。「仕事のタイムマネジメントとは最も大事なことは何かを正しく掴むこと」さらに、仕事をしていくうえで大切なことは、あなたがこの人生で大切にしたいものは何なのか、自分の人生の目的を明確にすること。自分はどんな人間であるか、どんな仕事や生活をしたいのか、どんな人生を目指したいのか。ミッションステートメントをつくりなさいbyコヴィー。仕事にかける、家族にかける「思い」を明確に持って、人生に向かうことが大事で、「思い」が本物であれば、そのためのスキルやノウハウはあとからついてくる。

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2021年03月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

上長として、どういう信念と工夫で部下を定時に帰す=健全に働ける状態にするかということについて、学びの多い本でした。特に以下の長時間労働に関する著者の考え方にはハッとさせられました。
 - 36協定で月45時間を超えてはならないと決まっている。特別な理由もないのに長時間労働をすることは、法の遵守に逆らう常識の欠如。
- 成果に対して必要以上に時間・残業代等のコストを投入することは採算意識・バランス感覚の欠如。
- 成り行きに任せ、ただやみくもに時間をかけるのはプロ意識の欠如。
- 自身の健康を損ねたり、家族とのコミュニケーション不足という問題を招くまで働くのは、リスクを考えておらず想像力の欠如。
- 仕事以外での活動をせず、人格形成・仕事の幅を広げること目を向けないのは向上心の欠如。
- 残業(申請)をするのは自ら「時間内に仕事が終わりません」と表明しているようなものなのに、日々それを行えるのは羞恥心の欠如。
- そのような部下を目にしながら指導・相談にも乗らず改善しない管理職は責任意識の欠如。また、同じ会社内で残業の偏りがあることを見過ごすのはマネジメントの欠如。

熱意を持って長時間を仕事に打ち込むことは悪ではありませんが、長時間労働のデメリット・リスクをしっかり自覚せずに日々漫然と過ごすことで失われるものが何か?本書の内容もヒントにしながら、自身の仕事環境改善に繋げたいと思わせてくる一冊でした。

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2024年06月05日

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