あらすじ
パソコンもケータイも持たず、数々のヒット作を生み出したのに貯金はゼロ。人生の秋を迎えて、気分はなんだかなァ……生い立ちと修業時代、そして栄光と挫折に彩られた漫画家人生を振り返りながら、『翔んだカップル』『特命係長 只野仁』など大ヒット漫画の秘話も公開。「週刊新潮」好評連載、諧謔と哀感漂う異色の自伝エッセイ!
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Posted by ブクログ
『週刊新潮』で連載されているのを途中から読み始めて、「最初から、まとめて読みたいなぁ」と思っていました。
人気漫画家の日常、そしてバブルがいかに人を狂わせるのか……よくわかる。共感できる部分も(個人的には)多数。
読み終わった後は、美味しい鮨が食べたくなる……。
Posted by ブクログ
気弱で不安や不快や慢性的な鬱に悩まされつつも非常に生産的で豊かな人生を送ってきた、といえるのだろうな。お金あるのはいいことだねえ。才能はすばらしい。しかし健康に気をつけていたのが一番の要因か。
Posted by ブクログ
大市民シリーズのエッセイ版。
正直いって文章構成などは適当でまさに雑文。「大市民」を愛読していたので、内容はある程度は被っている。
ただ、少し深く書き込めているし、破産寸前まで追い詰められた話は知らなかったし、これは読ませる。
自意識過剰で鬱で偏執だが、だからこそ漫画家でやってこれているんだなあということがよくわかる。
「大市民」では、ホリエモンなどへの悪口雑言が多かったが、文章になると内省的な内容が多くなるのも面白い。