あらすじ
本来、「ほめる」「ほめられる」は楽しくて気持ちの良いコミュニケーション。単なる「ほめ言葉」だけでは相手も警戒してしまうもの。さまざまなシチュエーションごとに相手の心を思いやる具体的な「ほめ方」を紹介。
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Posted by ブクログ
内容がギッシリと詰まっていてお買い得感がある。
テクニック的な話に終始せず、相手の気持ちを汲み取ることを強調している点はさすが臨床心理カウンセラー。
強引にポイントをまとめると以下の3点。
・相手をよく観察し、相手の気持ちを考える
・無理をしない (素直にほめられるところを褒める)
・ゆっくり、ゆとり (べき論や白黒ばかりではない)
会話サンプルも豊富で、言い回しひとつで会話の展開が変わっていくのは面白い。
仕事はもとより、家庭でも実践したい…。
Posted by ブクログ
臨床心理士の方の書かれた本でした。
褒められたときに、本当に褒められたことが気持ちよかったことと、逆にほめられたことがなんだか居心地の悪い気がしたこと、体験したことがある人は多いと思います。
居心地の悪いほめ方、というのは、その裏に隠された本心、「メタメッセージ」があり、それが伝わってしまう、ということがよく分かりました。褒めるときには、相手をコントロールしようという意図があると相手はそれを敏感に感じ取ってしまうのですね。
褒めるときは、褒めたいことを本心からほめることが大切なんだなと思いました。
本の中にあった言葉ではっとしたのは、「叱ることも、ほめることも、その目的は人を育てること」(p.100)と、「やらない善よりやる偽善」(p.171)
です。
Posted by ブクログ
新書のボリュームで読みやすく内容が濃く、よくまとまった一冊。
良書。
タイトルはほめ方の法則となっているが、実際は相手の立場に立った傾聴、それに合わせた応答の基本を解説した本。
これが実践出来れば人生が大きく変わる可能性がある。
この本にはそれだけの価値があると思う。
Posted by ブクログ
自分が損をしないためにこうしようという内容で、本当に題名そのものがきちんと書かれていたのだが、損得の下心がありすぎて個人的にはどうも好きになれなかった。
あまり大袈裟な表現はかえって心がこもっておらずしらけるというのは、その通りだと思った。