【感想・ネタバレ】カラー新書 入門 日本美術史のレビュー

あらすじ

日本美術史の流れには、大きな波がある。外来文化をひたすら取りいれ真似する時代と、それを熟成させる時代と。ほっそりした飛鳥仏も、ハッタリの天守閣に合う金箔べったりの屏風絵も、すべての名作は、そうした繰り返す時代の波の中から、登場してきた。楽しくて目からウロコの知識満載。役に立つコラムに、カラー図版多数。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 古代期の土偶、飛鳥の仏教伝来に始まり、明治期の横山大観まで、日本美術のあらましと概要を知っておく上では好適。カラー版なので実物の写真もわかりやすいのがいい。日本がどのように海外からの(主に文化面の)影響を受容し、模倣から始めていかにして日本美術を成熟させていったのかという流れがよくわかる。
 仏教美術における仏像(彫刻、塑像等)を除くとほとんどの行数が絵画について割かれており、陶磁器や漆器、蒔絵その他の工芸に関してはごく僅かなのは致し方ないか。

 しかし、酒井抱一「夏秋草図屏風」は一橋治済の依頼で描かれたものとは知らなかった……去年の大河『べらぼう』でそんな描写があったらなぁ、なんて。

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2026年04月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

好奇心に駆られて購入。書店でパラパラとめくったときになんとなく読みやすそうだと思った。
「日本美術史の流れには、大きな波がある。外来文化をひたすら取り入れて素直に模倣する時代と、それまで取り入れて来たものを自分たちらしく熟成する時代が交互になっているからだ。」
これは日本という国を考える上で美術に限った話ではないと感じた。日本は昔から模倣して日本風にアレンジして再び世に送り出すということをしてきたことを思い出した。美術という眼を通して日本の歴史を学べるまさに入門の書である。
その時代の代表的な作品について、制作された時代背景や、どういう流れの中で制作された作品なのか、どのような思いが込められていたのか、など、作品を見る基礎知識を得られるので美術鑑賞の幅が広がる。

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2025年12月30日

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