【感想・ネタバレ】海賊列伝(上) 歴史を駆け抜けた海の冒険者たちのレビュー

あらすじ

本書が書かれたのは十八世紀前半の英国。著者の正体はダニエル・デフォーという説もある。西インド諸島とマダガスカル島を拠点に大洋を荒らし回った、実在した海賊たちの貴重な史料である。上巻は、海賊黒髭や、女海賊として有名なメアリー・リードとアン・ボニーといった名だたる海賊たちの列伝を紹介する。『イギリス海賊史』改題

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Posted by ブクログ

十八世紀前半のイギリス。チャールズ・ジョンソンなる人物による
実在した海賊達の列伝。
海賊黒髭こと「黒髭ティーチ」や
女海賊「メアリー・リード」や「アン・ボニー」など
名だたる海賊達の記録。

彼らは現代の基準からみればたしかに残酷極まりないのだが、
そもそも当時のヨーロッパ諸国は戦争となれば
敵国の民間船を襲うために略奪船を雇っていたという。
戦争が終わって仕事にあぶれた彼らが、
そのまま海賊になっただけのことで、
やっていることは変わらなかったという。

海賊達を英雄視することもなく淡々と記録する姿勢が
好感が持てる。

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2012年04月04日

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