あらすじ
全体主義が台頭して破局へと向かうヨーロッパからアメリカへ渡り,産業社会と企業,そして働く自由な人間に未来への可能性を見出したドラッカー.最晩年の肉声に触れた著者が,内なる怒りと恐怖に静かに向き合う,アウトサイダーとしての実像を描き出す.明るい本を書き続けた「マネジメントの父」に,新たな光を当てる.
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Posted by ブクログ
ドラッカー本はドラ研で何冊も読んできましたが、ドラッカー自身の人生を主体に書いた本は初めて読みました。
数々の著書の中で語られてきたマネジメントや生き方・考え方・言葉は、ドラッカーが生きてきた歴史的背景に直結しているとあらためて認識すると共に、理解も深まった気がします。
「いくぶん逆説的に言えば、ドラッカーのマネジメントは、書かれているものを読んだだけでは役に立たない立たない。その説くところを自己の置かれた状況にふさわしい形で自覚的に問いつめていかないと、生きてこない」
という部分は、自分が2011年から参加している「実践型!ドラッカー研究会」の理念そのものだなと感じました。
#ドラッカー