あらすじ
日常にひそむ社会の問題を、自らのことばで表現し続けるブレイディみかこのエッセイ・アンソロジー。若い人たちに向けて、地べたからの視線の強さと深さを味わう15篇を精選した。今、あなたの足元にはどんな問いが立っている?
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Posted by ブクログ
とっても自由で読みやすくて面白く、凝り固まった頭をほぐしてくれるエッセイ集だった。それに心が解き放たれてなんだか前向きにもなれる。
英国の政治や階級社会や教育方針などを通じて、日本のそれについて考える機会にもなる。国内のことだけではなく他国のことを知るのは大切だ。視野が広がることでより課題が浮き彫りになったりもする。
他者の靴を履くためには、まず自分の靴を履くところから始めなければならないといった内容にはすごく納得した。日本の場合、そのスタートラインに立つのにも苦労するような気がする。
著者は託児所や教室で教える・指導する立場を多く経験しておられるけれど、その出会いのなかでご自身も考えることをやめていない柔軟なところがよかった。こんな大人になれたら素敵だなと思った。
Posted by ブクログ
いつどのように読ませるか難しいけど、外国、経済的に貧しい状況、観察し考察して文章化するということ(エッセイ)、という諸々を子どもに触れさせたいんだよね。
Posted by ブクログ
欧米は、キリスト教的な考えが基盤にあり、人がただ生きているだけでその権利が認められる文化だが、日本は権利だけを享受することはできない、義務を果たしていないと権利は与えられない、というくだりを読んで、なるほどなあ、と思った。SNSには低所得者にばら撒きをやめろ、とか、専業主婦を叩いたりする声はよく見るし、まさに今の日本をうまく表してるなあと思った。
違う文化の国に住んでいるからこそ、外から見た日本社会を的確に表現している作品だと思った。
これからの日本は、もっと今まで以上に色々なバックグラウンドの人達、多様な価値観をもつ人達が増えてくるだろう。そのとき、シンパシーではなく、エンパシー。他者の靴を履いて考える。 これはとても大切な事になって来ると思う。