あらすじ
生成AIにどの業務を任せればよいのか?
いま多くの企業は生成AIの導入フェーズを終え、活用フェーズに移行しつつあります。
どのように生成AIと向きあい、活用するべきでしょうか?
本書は、営業、マーケティング、R&D、製造・物流、顧客管理、人事、情報システム、経営企画・経理財務など8部署50業務ごとの活用方法を徹底分析。部署ごとの業務をどの程度AIに任せられるのか、「データ」と「ルール」の2軸で構成されたマトリクスに落とし込んで解説します。
プロジェクトの進め方、費用対効果の測定方法、そしてそしてERPやCRM、Copilotといった他のソリューションとの連携の可能性もカバーしています。
生成AIを単なるツールで終わらせない、戦略的かつ計画的に活用できるようになるための要諦を示す一冊です。
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Posted by ブクログ
著者はアバナード株式会社。帯の記載だと、MicrosoftのグローバルSIパートナー。
感想。広く薄く平易でロジカルな記載。平易でロジカルな分、深くなく、なんとなく読み飛ばし進めてしまった。最終章の「他のソリューションとの連携」は、個人的に新鮮で、心に残った。どうでも良いが本のサイズは普通にして欲しい。
備忘録。
・AIを何に使うべきかの基本方針。①人にできないがAIなら実現できること、②人にできるがAIで高速化できること、③AIを組み合わせてひとご行う作業の精度を高めること。
・営業にて。営業戦略の検討、競合他社の分析、既存顧客行動の予測。営業トーク分析、こういうパターンの客にはこう言う、とか。営業日報にはChatGPTを使いたい。
・マーケティングにて。新製品のアイデア出し。
・製造&物流にて。「匠」のナレッジデータベース
・顧客管理。リード管理。一定の条件に合致した先にメール配信を行うとか。
・経営企画&経理財務。経営企画としては、KPIの設定や予実管理業務か。あとは意思決定のためにどの様なデータを利用するべきか、業績改善のための示唆出しとかの場面。特に経理財務は相当程度システム化が進んでいるからAIの活用余地はあまりない。意思決定支援領域か。
・ERP×AI、CRM×AIなどの記載は深掘りが多く、示唆に富んでいる。アップセル&クロスセルのアイデア出しや、ナレッジキャピタル化とか。