あらすじ
大学卒業後、将来への希望を持てぬままパチプロになったボクは、会社勤めをしても長続きしない。気がつけば引きこもり生活丸一年、うつ病と診断される。通院先の心ない医者達より「自分のほうがマシな医者になれる」と思ったボクは……。三十歳で医学部受験を決意するまでの迷いと挫折だらけの日々を描いた物語。ドラマ「37歳で医者になった僕」の原作者による自叙伝。
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Posted by ブクログ
川渕さんが医者になるまでのモラトリアム期を綴った自伝的小説。
堕落した大学生活、大学院のドロップアウト、パチプロ時代、引きこもり、うつ病…。
遠回りばかりの20代。
しかし、その遠回りがあったからこそ、気付いたことも多いはずだ。
川渕さん自身も本に書いているように、「他人の反応なんて気にすることはない。自分の思うようにやれば、それでいいのだ。」ということも、回り道があったから気付けたなのだろう。
私にも挑戦しないで諦めた夢、頑張れずに後悔したことがたくさんあり、そのことが私に重くのしかかっている。
しかし、もう一度自分のやりたいことに挑戦して、明るく生きたいと思った。
20代も最後になり悩んでいるが、この本を読み、悩んだことをいつか笑い飛ばせる日が来るかもしれないと思えるようになった。
Posted by ブクログ
著者の大学時代から30歳までの経験が書かれたノンフィクションだけど、嘘でしょうと思うような出来事が連続しながらも何とかやり過ごしていく。1980年代の日本企業の文化や習慣には閉口したが、今も余り変わって無いような気がしてますます閉口した。日本経済が成長を止めたのはバブルのためよりか、社員の犠牲を前提としている特殊性にあると言える。欧米のような企業文化が日本に浸透していたら、現在のような閉塞感は無かったに違いない。
Posted by ブクログ
20代を凄くハードに送ったんだなって思った
あとは、語り手が第三者的になったりとちょっと混乱してしまうところがあったけれど、全体的にはとても面白かったと思う
ナンパ生活のときは一番千夏さんがよかったと思うし彼を一番好きだったんじゃないかと思う。浮気は絶対によくないよ~
Posted by ブクログ
かー35ー4…
幻冬舎での文庫4冊目ですね。
前作は少し軽すぎる感じというか…大変失礼ながら『え?書くこと無くなっちゃったの?』という感じでしたが…(でも、面白かったです)
今作では、少し作風が変わったかなと思いました。なんというか、大人っぽくなったというか。すみません。
相変わらずドラマは見ていませんが、本だけで構いません。
次回作、楽しみにしています。
Posted by ブクログ
パチプロ、ナンパ師、仕事長続きしない、そんな男が医者を目指すまでの話。ナンパがうまく行きまくるのに、冴えないキャラっぽかったり、正直リアリティがない。出てきた女性の本来のキャラも良くわからなかった。研修医純情物語の原点、らしい。