Posted by ブクログ
2012年04月25日
川渕さんが医者になるまでのモラトリアム期を綴った自伝的小説。
堕落した大学生活、大学院のドロップアウト、パチプロ時代、引きこもり、うつ病…。
遠回りばかりの20代。
しかし、その遠回りがあったからこそ、気付いたことも多いはずだ。
川渕さん自身も本に書いているように、「他人の反応なんて気にすることはな...続きを読むい。自分の思うようにやれば、それでいいのだ。」ということも、回り道があったから気付けたなのだろう。
私にも挑戦しないで諦めた夢、頑張れずに後悔したことがたくさんあり、そのことが私に重くのしかかっている。
しかし、もう一度自分のやりたいことに挑戦して、明るく生きたいと思った。
20代も最後になり悩んでいるが、この本を読み、悩んだことをいつか笑い飛ばせる日が来るかもしれないと思えるようになった。