あらすじ
植物栽培が得意なカティーナは、王女に相応しくない自分に引け目を感じていた。想い人の近衛騎士レナルドにも話しかける勇気はなく、陰から見守るばかり。ある日舞踏会でカティーナは休憩用のベッドで眠るレナルドを見つける。引き寄せられるように近づいた彼女は、なぜかレナルドにベッドへと引き込まれ、心地好さにそのままうっかり眠ってしまう。その姿を発見され、責任を取れという王命によりレナルドとカティーナは結婚することに。しかしレナルドには、以前から想う相手がいるという噂があった。「あなたが愛おしくてならない」レナルドにとって望まぬ結婚のはずなのに、毎日甘く愛されて……。策士な初恋の騎士×内気な王女の溺愛包囲網。
※こちらは単話1~6話のセット版です。重複購入にご注意ください。
感情タグBEST3
頭がよく冷徹なヒーロー
ヒロインの前では理想的な王子様のようなヒーローなのに、ヒロイン以外には冷徹、というかどうでもいいという感じ。でもヒロインを手にいれるために何年もかけて策略巡らすという。凄い執着ですね。これではうぶで生真面目なヒロインは敵わない。
ほんわか
ほんわかしたお話。
ストーリー的には少し地味な感じ。印象的なのは
敵役のブルーノ。王子なのになぜそこまで傲慢になれるのか。不器用すぎる。
まんまと
ヒロインは平民の母親をもつ王女で、家族に大事にされているものの貴族からは蔑まされていました。また幼い頃に隣国の王子に赤面顔を馬鹿にされて以来引っ込み思案になり引きこもり気味に。それでも薬草などを育て国に貢献はしていたのですが自己肯定感はかなり低め。対してヒーローは身分や地位は高くないものの恵まれた容姿を持ちます。そしてヒロインを手に入れるために地位と身分まで得るなかなかの強者です。ヒロインが自分のせいで王命で結婚しなければならなくなり、申し訳なく思っていてもヒーローの策の内でなかなかの腹黒でした。純粋なヒロインなのでヒーローのような腹黒が相手でも素直に楽しめました。またヒーローがヒロインを溺愛していて大切にしているのも冒頭よりわかり安心して読めました。