あらすじ
「ぼくが恋しかったかい?」ガブリエルを迎えに空港に現れたダミアンは、手慣れたしぐさで彼女の肩に手を滑らせてきた。恋しさと罪悪感をこらえ、ガブリエルはかつて愛した男性を見つめた。秘密を隠したまま、ダミアンに別れを告げてから5年。彼女の父が病に倒れたあと実権を握った強欲な従兄は、ビジネスパートナーであるダミアンの助言も聞かずに放漫経営を続け、そのせいで今、父の会社は倒産寸前なのだという。そして、従兄を追い出し、経営権を握るための完璧な解決策がたったひとつだけあると、ダミアンは言った。「ぼくたちは結婚するんだ」■熱帯の楽園を舞台に大富豪との恋を描く3部作〈恋はゴージャスに〉最終話は、元恋人との愛なき結婚に悩むヒロインの物語。1、2話目で結ばれたカップルたちも登場し、問題が山積する2人の恋を応援します。作家得意のホットなラブシーンにもご注目ください!
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Posted by ブクログ
すんなりと最後まで読めました。
人は誰でも過去の哀しい想い出に囚われて生きるものですが、トラウマとなるほどの壮絶な過去を持って生きるのは、あまりに哀しいことだと思いました。
ヒロインはヒーローを愛していたにも拘わらず、彼の愛が信じられず、自ら彼の元を去りました。しかし、その時には彼の子を妊娠していたのに、自動車事故で流産。
5年後、再会した二人にヒーローは半ば脅迫のような形で結婚を迫ります。
ヒロインは父の会社と事業のために彼のプロポーズを受け容れました。
最後にお互いに愛し合っていると知り、ヒロインが心から彼との結婚を望み挙式するシーンは素敵でした。
癖がなく、広く読者に受け容れられる作品ではないかと思います。