【感想・ネタバレ】ミミズクとオリーブ3のレビュー

あらすじ

家の庭で妻の伯母から送られてきたデビラをたたいていると、ニューヨーク帰りの悪友・河田警部が土産のバーボンを片手に現れた。帰国早々に、不思議な事件に遭遇した河田警部は、料理の腕もさることながら、見事な推理の冴えをみせるぼくの妻の知恵を借りようとやってきたのだった。血や残酷な話が苦手な妻をなだめつつ、彼女のヒントをもとに彼と二人で事件を再調査すると……。河田警部のニューヨーク時代や、ぼくの少年時代の思い出もたっぷりの六篇を収録。讃岐名物と郷土料理の数々にいろどられた、《ミミズクとオリーブ》シリーズ第三弾。/【目次】ト・アペイロン/NY・アップル/わが身世にふる、じじわかし/いないいないばあ/薄明の王子/さみだれ/*本電子書籍は初版時タイトル『わが身世にふる、じじわかし』を改題した新版(創元推理文庫 改題新版 2025年1月30日初版発行)を底本としています。

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Posted by ブクログ

この夫婦と軽妙な文体が好きなので3作目まで読み進められたけど、ミステリしてはかなり苦しいと思う。殺人事件ではなく日常系ミステリとかでこの夫婦の話を読みたいなあと思った。
作家さんとしてはこのシリーズが初読みだったのだけど、文体が好きだったので他の作品も読んでみたい。

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2025年03月31日

Posted by ブクログ

事件の数が増えるにつれて、事件の深刻さが増してきている。それと比例する様に、作家の「ぼく」と河田警部の掛け合いは、軽妙さが増すと共に、「ぼく」の軽さもさらに増した感じがする。
「ぼく」の妻が、事件の推理によって受ける衝撃も大きくなっていて、家のオリーブの木に来るミミズクのつがいが、それを癒やしている様だ。

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2025年03月23日

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