あらすじ
警視庁公安部外事第一課第四係の刑事であり、ウラに属する江波郁彦は、ある日、秘匿追尾していた男に尾行を見破られるという失敗をおかしてしまう。そしてその日、上司に呼び出された江波は、そこで警視正、篠塚英之からある事件の班員に指名される。篠塚は若くして公安部部長に次ぐ地位にあり、一見穏和だが常に冷静で、なにを考えているのかわからない男だ。江波はある事実から篠塚に反抗にも似た感情を持っており……!? 事件にはできない事件を追う、男たちの静かな闘いの物語!
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Posted by ブクログ
やっとの思いで積読の山から掘り起こすことに成功。
これがシリーズ完結巻ということですが、篠塚さん主役です。
そして英田さんの人気があってこそな内容でした。
BLなのにBLくさくない!
というよりもメインカップルの桃色なし!
朝チュン展開とかじゃなく、ガチでなし!
なしなのに何という満足感でしょう……。
篠塚の生き方というのが本当に染みいってきます。
普通なら幸せにしてあげて~の声にお答えして、どんな
キャラでも幸せになっちゃうBL業界において、まさかの
孤高の人展開。
受とか攻とかの範疇に収まらず、一人の男の人生がこの
1冊に凝縮されてました。
個人的には神津が好みすぎてどうしようかと。
最後のシーンの挿絵の後ろ姿が神がかってました。