あらすじ
医療の発達と生活環境の改善によって、平均寿命が伸び、百歳を超えた「百寿者」も増加しています。人間の寿命はこれからもどんどん伸びていくのでしょうか。「何歳まで生きられるの?」「どうやって?」「いつ頃可能になるの?」――そういった疑問に対し、基礎知識から説き起こし、再生医療、遺伝子操作技術などの最新の研究結果を踏まえて、不老長寿問題の全般にわたり、この分野の第一人者がやさしく解説する決定版。
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Posted by ブクログ
健康 と言うことを考えていると
結局は 長生きであり、歳をとらない、若返り
と言うことなんだね。
細胞それぞれには、寿命があり
その寿命がなぜできているのか?がわからないが
研究によって 明らかになってきている。
脳の容量が 寿命と関係があり
現在の人間の脳の容量は 10万年間変わっておらず、
その容積から 100歳頃までが 寿命とされている。
結果としては 脳の容量を増やすしかないが、
それは、簡単ではない。
何歳まで生きられるのか?
といえば、122歳が 最高齢で、
100歳を超える人は増えているが、
120歳まで生きる人は まだすくない。
『不老不死の妙薬は、探し求め、探し求めたあげく、
手にしてもそれを利用しようとしないものこそ、
受けとれるのだ。』ハリーポッター
遺伝子とは、完璧なものを造る安定した機能と
フレキシブルに変わりうる 相反する両側面を持っている。
もっとも障害なく次世代を再生産できる時期、
つまり生存確率がピークの死亡確率は 14歳から15歳。
老化;筋肉、視力、聴力、脚力 最後に 脳。
個々の器官の寿命は明らかになっていて、
寿命をつかさどる 寿命遺伝子も見えてきている。
しかし、さて 寿命を延ばすためにどうしたら良いのか?
という問題については、まだまだ先のようだ。
ただ 摂取カロリーを70%にすれば、
寿命が延びる というのは、なぜか当たり前すぎているような気もする。
現在の流行の 糖質制限 ということにふれていない。
そのことが、残念だね。