【感想・ネタバレ】女子大生がヤバイ!のレビュー

あらすじ

「キレる」心理を鋭く分析したかと思えば、奔放に性体験と性的妄想を描き出す。親への違和感を吐露し、友だちのウザさにむかつく――東京郊外のさる女子大で文章創作の講座を受け持つ著者が、その作品を通じて、女子大生の頭の中を解剖。予想を遥かに超えて表現されるその作品からは、彼女たちの思考とライフスタイルが生々しく浮かび上がってくる……。フツーの女子大生たちの本音は、ヤバイほどに面白い。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

すごく面白かった!です!

タイトルを見たとき,何か卑猥なものかと思ってしまいました。笑
実際は違い,(いや,ある意味では正しいかw)「さる女子大で文章創作の講座を受け持つ著者が,その作品を通じて,女子大生の頭の中を解剖」したという本。

とにかくここに掲載されている女子大生の文章は秀逸。みんな小説家になれるんやないか?と思ってしまいましたw
掲載にあたって,著者の文章校正が多少なりとも入っているでしょうが・・・・。

今の女子大生はヤバい。
ヤバいというのは本当に便利な言葉ですねー。まさにその通り。ヤバいんです。何がどうヤバいかと問われると,具体的に答えづらいものがありますが。
決して,人生観ちゃらんぽらんだとか,算数ができないとか,そういうんじゃありません。

女子大生の頭の中がそのまま映し出されているような小説。観点も,切り口も面白い。性や暴力もついても,「創作」として自由闊達に書かれています。昔だったらきっとかかれなかった内容。
この本の刊行年からすると,私がちょうど大学生だったころ。
つい最近まで大学生だった私からすると(と,言ってもいいよねw)結構何編かは共感できるというか,この気持ちわかるなあというものもありました。
筆者の世代からすると,度肝を抜かされるような感じなんでしょうか。

しかし,著者のコメントが・・・どこぞの年頃の娘を持つパパのよう。笑
小説の筆者への配慮もあってか,そうするどい分析のコメントなんかはなかったかも。

それにしても著者はこの授業面白いだろうなあ。派手な顔をした女の子がすごく繊細な小説を書いたり,ぜんぜん化粧っけのない地味な女の子が,性的な内容を書いたりと,その本人と小説=頭の中のギャップを楽しめる。
だれがどの小説を書いたかは,著者にしかわからない。著者だけが持っている秘密。
・・・楽しそう。

女子大生がヤバいです。さくさく読めるのでかなりオススメ。
女子大生の頭の中をのぞいてみたい方はぜひご一読あれ。良い意味で裏切られます!

0
2012年03月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

某女子大の小説を書かせる授業で書かれた
小説というよりはエッセイ、について教授が分析することで現代の女子大生の頭の中を見てみようというもの。

大半はその作品の羅列で、女子大生が書いたと思えないほど
ハッとさせられるものが多い。著者は彼女たちとした方が適当かと思う。

暴力的・性的な描写が多く、確かに10年前ではありえなかったことが今書かれているんだろうなと思った。

1時間くらいで読める。

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2012年03月02日

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