あらすじ
【冷え性×脂肪吸引】
コンプレックスを抱えるすべての人に捧ぐ、痛快"身体"小説!
どうして私は、金太郎のようにガッチリ、ムッチリなのに、こんなにも寒がりなんだろう。
佐藤は極度の冷え性だが、その見た目のため、同僚にバレないように暖をとって生活している。
しかし新入社員の教育担当になった途端、身体が火照り始めーー?
第44回野間文芸新人賞候補となった表題作と、
第38回大阪文芸賞を受賞した、脂肪吸引がテーマの「その周囲、五十八センチ」を豪華同時収録。
~こんなに冴えない人間であるが、それでも私は自分がいちばん可愛い。~
どうしてこの身体は、頑なに熱を生産しないのだろう。
骨と皮なら理解できるが、お前は脂肪の塊じゃないか。(ケチる貴方)
私の脚は、生まれながらに、人並み外れて太かった。
脚が太いと、ヒトの人生は、ものすごく難易度が上がる。(その周囲、五十八センチ)
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Posted by ブクログ
2025/01/08リクエスト 1
極度の冷え性持ちの佐藤が新人の教育係になり、体質が変わっていく。体で覚えた仕事術をただで教えるのが面白くない気持ち、わかる!
でも、それを教えたところ冷え性が改善するとは…
もう一作は、脂肪吸引依存のエリート女性。
どちらも描写が異常に詳しく、その道に疎くても、なんとなく想像できる。冷え性はよく分かるが脂肪吸引は部位により痛みが違うのか…知らなかった。