あらすじ
これは宇宙を飛んだ妻・千秋氏の姿が克明に描かれると同時に、夫婦の愛情が独特のタッチで表現されたエッセイの傑作です。この作品に触発されて、漫画家・小山宙哉が作り上げたのが、モーニングの大人気連載『宇宙兄弟』なのです。2012年3月~5月『宇宙兄弟』がアニメ化、映画化されるのに合わせて復刻いたします。
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Posted by ブクログ
シリーズ最終巻。3冊の中でいちばん好き。
チアキちゃんへの尊敬と愛情が溢れていて、泣けるほど。
特に好きなのは、地球に戻ったチアキちゃんに、「宇宙へ行き、人生観は変わりましたか?」という質問が多すぎるが、チアキちゃんが「特に変わりません」と返答すると、インタビュアーがやや不満そうにすること。
「そういうことなら、私は声を大にして言いたい。私の女房をばかにしないでほしい! (中略)私の女房は宇宙に行く前から、自分の人生を精いっぱい生きていこうと思っているヤツだったのだ。」
チアキちゃんは、自分の経験を声高に主張するタイプではないようなので、ご自身の著書が無いのが残念!
マキオちゃんの、おしゃべりみたいな軽い感じの語り口も好きだけど。
Posted by ブクログ
小山宙哉氏は、向井氏が書いた一連の本を読んでいたそうです。
残念ながら、私は本屋さんでこの本しか見つけることができませんでした。
宇宙に行ったことで人生観が変わるわけではないという千秋さんの言葉と、それに対する万起男さんのコメントが印象に残りました。
いずれにせよ、私の宇宙に対する野次馬心を満たしてくれた一冊でした。
機会があれば、向井氏が書かれた他の本も読んでみたいです。
Posted by ブクログ
宇宙飛行士が宇宙に行く前に何をするのか、地球に帰ってきたあと何をするのか詳しく書かれている。宇宙で地球で向井千秋は何を感じたのか。まっすぐな向井さんに惹かれます。