【感想・ネタバレ】誰よりもつよく抱きしめて 新装版のレビュー

あらすじ

児童書専門店「夢の扉」を営む水島月菜は、児童文学作家の良城と結婚して8年になる。優しく思いやりのある夫だが、強迫性障害を患っていて、愛する妻に触れることもできなかった。店の隣のバーで働く年下の青年と知り合い、次第に心惹かれていく月菜。しかし、彼もまた誰にも言えない秘密を抱えていた。揺れ動く男女の心の機微を濃やかに描く、究極の純愛小説。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

人を深く愛することがどれだけ難しく尊いことなのか。
不潔恐怖症の強迫性障害により、妻にすら触れることができない夫と夫に触れてほしいと思いながらも夫の苦しむ姿を見て耐え忍ぶ妻。
相手を愛しているが故に傷つき、哀しみ、寂しくなる。
2人が別れるシーンでは胸が苦しくなった。
こんなにも愛しているのに、自分では幸せにできない。その無力感。
愛する人と別れたことがある人は、自分に重ねずにはいられないと思う。
「それは、ぼくがそらをしらないからです」

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2025年02月06日

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