【感想・ネタバレ】名探偵は誰だのレビュー

あらすじ

「ホテルの客で唯一、自分を殺そうとしていないのは?」「一人暮らしの老婦人を始末しようとしているのは?」「伝説の殺し屋のターゲットは?」「雪の山荘が爆破される緊急事態に生き残ったのは?」「画廊に現れた《怪盗万華鏡》の正体は?」……。新本格ミステリの名手が贈る、トリックとロジックとサプライズに満ちあふれたフーダニット7編。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

とても楽しめた1冊。
ミステリーはいつも長編を読みがちなのだが、久しぶりに読む短編はサクッと読めて味わい深い。

タイトルが示す通り、フーダニットの短編集。
単純な犯人当てではなく、捕まるのは誰だ・生き残ったのは誰だなど一風変わった話の流れだ。
引っかかりが少ない文章で、サラサラと読めた。
例に漏れず、今回もまっさらの状態で読んでみて見事に騙された訳だが、いくつかの短編は読者には絶対に解けなかったのでは…?と思われるものも。
ようするに、情報が足りなさすぎる。
でも話の構成としては面白く、最後まで飽きずに読ませてくれたのはさすが芦辺拓氏といったところ。

ハードボイルドみがたまらない第3話「殺されるのは誰だ」
ミステリーならではの状況に心躍る第5話「生き残ったのはだれだ」
この2作は特に印象に残った。
短編としてのトリックの驚きとキレの良さは最終話がダントツだろう。

どのキャラクターも地の文を読むと彼らの背景が透けてみえるのも面白い。
久しぶりにまた芦辺拓作品を読みたくなった読書体験だった。

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2026年01月18日

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