【感想・ネタバレ】桜虎の道のレビュー

あらすじ

累計120万を突破した「もぐら」シリーズを手掛ける矢月秀作さんによる、最新長篇!

本作の主人公は司法書士事務所のしがない見習い桜田哲。
桜田はかつて最強の取り立て屋として裏社会で恐れられる存在だった。しかし、現在の上司である尾見と出会ったことで改心し、そのもとで以前の仕事を隠し働いているのであった。
ある日、尾見司法書士事務所には、不動産会社を運営する大口顧客である木下義人より遺言書の預かり証の保管を依頼が舞い込む。しかも木下の要望により、預かり証は桜田が個人で保管することになってしまった。
そんな桜田のもとには、木下の遺言書の内容を探るべく、木下の親族が暴力団やかつてのギャングを送りこんできて…。
そして、いざ戦闘になり、頭に血が昇ると圧倒的な凶暴性を発動してしまう桜田だが…。

預かり証を守り切ることができるのか、そして遺言書にはいったい何が書かれているのか。
一つの遺言書を巡り段々と明らかになる、不動産グループの創業一族が抱える闇も露見し、物語は急展開を見せていきます。

圧倒的バイオレンスアクションが開幕!!!

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Posted by ブクログ

矢月秀作『桜虎の道』文春文庫。

昭和の香りのするバイオレンス・アクション小説小説。なかなか面白い。『もぐら』シリーズよりも現実味があり、設定は『特命係長 只野仁』にも似ている。


司法書士事務所のうだつの上がらない見習い社員である桜田哲は、かつて最強の取り立て屋として裏社会で恐れられていた危険な人物だった。桜田は、とある取り立てを巡り、司法書士の尾見と対峙したことで、尾見に認められて、過去を隠して尾見の事務所で働いていた。

ある日、尾見の司法書士事務所に不動産会社を運営する大口顧客である木下義人から秘密遺言書の預り証の保管依頼が舞い込む。そして、木下が預り証の保管人に指名したのは桜田だった。

木下の遺言書の内容を巡り、疑心暗鬼になった2人の息子と親族たちは、ヤクザやギャングといった裏社会の人間を送り込み、桜田が保管する預り証を奪おうとする。

本体価格770円
★★★★

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2024年12月29日

Posted by ブクログ

もぐらシリーズの著者である矢月氏の新刊。舞台やメンバーを変えての、格闘技モノ(バイオレンスではない)。格闘シーンは、描写が細か過ぎるぐらいで、氏が格闘技に精通しているのは周知の事実。個人的には好き。

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2024年12月07日

Posted by ブクログ

過去を隠して真っ当に生活しているが仕事の絡みで極悪人と対峙する羽目に。
普段は冴えない人物に成り切っているがいざという時には本性を現す展開はわかりやすくて小気味良い。
バイオレンスな作品だけど悲喜交々の感情が生々と描かれているのが良かったな。

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2025年11月12日

Posted by ブクログ

★★★
今月1冊目
矢月作品。
いつも盛り上げて終盤終息タイプだがこれはまさにそう。バイオレンスさもさほど無い

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2025年08月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

元・極悪な取り立て屋が更生して司法書士事務所で働いていると、ひょんなことからヤクザや元カラーギャングとのトラブルに巻き込まれ、的なお話。 主人公は漫画「CUFFS〜傷だらけの地図〜」の沢渡優作っぽい。
この作者の話はいい意味でワンパターンなので安心してスカッとできるというか、まあそんな感じで。

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2025年06月10日

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