【感想・ネタバレ】エス 咬痕-かみあと-のレビュー

あらすじ

警視庁組織犯罪対策第五課、通称「組対五課」の刑事である椎葉は、拳銃の密売情報を得る、言わば拳銃押収のスペシャリストだ。その捜査方法はエス(スパイ)と呼ばれる協力者を使った情報収集活動に重点がおかれている。大物ヤクザである宗近をエスとし、自分の身体を餌に情報を得る椎葉に、ある日、上司から命令が下った。それは同僚の刑事である永倉の援護をするというものだった!
刑事とエス。それは運命を共有する関係でありながら、決して相容れない存在でもある。孤独に生きる男たちの歪で鮮烈な愛の物語!!

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一気読みしました!

・永倉と椎葉の関係性に萌えた〜!!
険悪→職務上、しぶしぶ協力→警察への複雑な感情や、エスとの関わりなど、お互いが似た境遇であることがわかる→極限状態の中で、一瞬でも共感しあい、お互いの愛しい相手に見立てて慰め合う、の流れに萌え転がりました。椎葉のマンションでキスして噛まれるシーンは最高に滾り立ちました。
・永倉と真生の関係性は本当に切なくて情緒がぐちゃぐちゃになりました。真生のかわいそうなまでの健気さに胸を打たれました。あのプライド高くて攻撃的で皮肉屋な永倉に「かわいい。愛おしくてたまらん(意訳)」とまで言わせてしまうだけのことはある!永倉のために必死に情報を集める真生のいじらしさよ。永倉は、優しくしないこと、愛さないことで真生を守ろうとしたんですよね。読み終わった後、この2人のことを考え込んでしまいました。この2人は最後までお互いに好きと言えなかったし、肉体関係もなかったけど、お互いの存在に心の底から救われてたんですよねきっと。自首する直前の永倉の、「塀の中であいつのふくれっ面を思い出しながら過ごすよ(意訳)」という台詞にすごく心を打たれました。もう二度と会えなくても、真生を思う気持ちだけが永倉にとっての光で、大事なものなんだろうなって思いました。ふたりの関係性の良さのあまり町中駆け回る勢いでした。
・椎葉と宗近の関係性も順調に沼の深みにハマってて会場の熱気は最高潮です。宗近が椎葉の頬を叩くシーン非常にドキドキしました。宗近という男の危険性を知れば知るほど惹かれてしまう椎葉の気持ちがよくわかります。
・面白すぎて3〜4巻、続編も即購入して一気読みしてしまいました‥!

#ドキドキハラハラ #カッコいい #ドロドロ

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2023年01月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シリーズ中最も好きかもしれない。英田サキは大事なキャラを殺せる作家。永倉さんはこの2巻のみに登場ですが椎葉のこころに忘れられない傷を残し、宗近との関係にも一石投じてきます。波紋が広がり、宗近との関係も一番不安定で危なっかしい。

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2010年12月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

話がだんだん大きな感じになってきてますが、主軸は恋愛なので
白けずに読めます。こういうパターンは、おもっそ恋愛っぽくなると
安っぽくなり、専門的になりすぎると一般誌で書けば…?
という非常にバランスが難しいネタなんですが、英田さんお上手です。
桃色も色気があって、かといって下品でもなく、良いです。
しつこくないのもいい。淡泊なのにエロティック…いや、意外と濃厚
なんですが、しつこくないというか…上手いなぁ。

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2012年03月14日

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