【感想・ネタバレ】ステップのレビュー

あらすじ

結婚三年目、突然の妻の死。娘と二人、僕は一歩ずつ、前に進む――娘・美紀の初登園から小学校卒業まで。「のこされた人たち」の日々のくらしと成長の物語。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

始めの方で主人公である「健一」が亡き妻、朋子以外が娘の母になることなどあり得ないくらいのことを思っていたわりに、わりとあっさり何人かの女性に気を持ちかけていて、しかも健一の脳内朋子が「いいんじゃない?」と肯定してる描写で健一に対してなんだかなぁ…と白けてしまった。
しかし、「我が家とは笑顔をつくるだけの場所ではない。(略)その涙を、ただ見つめてもらうだけでなく、そっとすくい取ってほしいと思うのは____それも生きている者の身勝手さにすぎないのだろうか」
という文で健一への見方が変わった。
そりゃあ死別してすぐは自分1人で…!と決意するだろう
1人で育てる中でたくさんの苦労もあっただろう。
その苦労や痛みを気兼ねなく分かち合える人がいてほしい。
誰かと寄り添って支え合って生きていたいと思うこと。それは別に薄情なわけではないなと。
「永遠の不在」にいつまでも囚われる必要はないのだと気付かされた。

後半には心に留めておきたいと思う言葉も多く、自然と涙が溢れた。
出会えてよかった作品だし、人におすすめもすると思う。

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2026年01月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった。
途中までは、言い方は悪いが淡々と読んでいたが、終盤に心を打たれた。

「悲しみを胸に抱いたまま生きていくのは、決して悲しいことではない。そのひとがいないという寂しさを感じる瞬間は、そのひとのいない寂しさすら忘れてしまった瞬間よりも、ほんとうは幸せなのかもしれない」

人生を考えさせられる一冊です。

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2025年06月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

すごく良かった。なんかもう、ずっと泣いてた。

なあ朋子、パパの抱っこはホネホネしてて痛いんだってさ
あんちたたちのママは、しんだらいなくなっちゃうの?
朋子が僕に残してくれた中で最も大切なものは悲しみだったのかもしれない

心揺さぶられる言葉やセリフがあちこちにあって、泣きすぎてひいひい言ってる私を、子供たちが不思議そうな顔で見ていた。

原先生の言葉の端々に引っかかってしまうところや、お母さんは家にいますと言った美紀の言葉を嘘と言われた時の感情の動き方がすごくリアルで、同じ立場ならきっと私もこう思うだろう、そしてそれを口には出せないだろう、と思った。

こういう話でありがちな、性描写や生理が来たときのエピソードなどがなく、作者が登場人物を尊重し、大切に思っているような気がして、そこも好きだった。

義父の「最初で最後の親父の説教」にも泣かされた。
みんなに愛されて優しい子に育った美紀は、おじいちゃんとの別れの悲しみを胸に、それを優しさに変えて一生懸命に生きてゆくのだろう。

この作品に出逢えて良かった。

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2024年11月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

寂しさや悲しさに目を背けないで向き合うからこそ優しく強くなれる。
みきちゃんが素敵な子に育っていく過程にほっこりした。
義父の懐の深さが心地いい。家族っていいなあと思えた一冊。

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2025年07月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ジーンとする場面もあって良いお話だった。

だからこそ少し気になった所もある。
優しい保育士さんや若い店員さんにわりとすぐ恋心を抱いたのに、見た目があまり良くないお見合い相手はすぐあしらったり、なんだかなと思う所が少しあった。これがある意味リアルなのかな。

私は主人公よりも娘の美紀目線で読んでいたかもしれない。母の日の話は切なかった。たくさん寂しい思いもしたけど、気の合う友達も出来て最後には成長した姿を見られて良かった。


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2025年12月21日

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