あらすじ
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絵心があるorなしは関係ない、誰かの評価なんて気にしない。
自分と向き合い、自分のことが好きになり、何ものにも囚われない素のままの自分が輝く。記憶と振り返りを通じて自己肯定感を高めることができる、シンプルな創作術をモットーに始めるのが「スケッチジャーナル」。具体的には手帳やノート等の身近なツールを使って、人生を記録する日誌(journal)のこと。前作で好評だったその製作過程をよりビギナーにも分かりやすく説明したのが本書です。
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Posted by ブクログ
スケッチジャーナル第二弾、本を開くと更に新しい自分の発見になるかも。絵を描くことの楽しさ、記録することの楽しさをとても論理的に具体的にわかりやすいグラフやイラスト(パワーポイントのプレゼン資料のように本当にわかりやすい!)で教えてくれている本。まさに読者一人一人に絵を描くって楽しいよ、こんな発見もあるよ、人生前向きになるよとプレゼンしてくれている本だと思う。
ネガティブは描くことによって印象に残ってしまうから描かない、又はポジティブな結論が見出されれば描くなど、最終目標は自分が楽しいのが一番という創作の目的がとても明確でわかりやすい。自己肯定のループなんて絵を描く以前に自分の行動を振り返りもっと楽しく生きるための試行錯誤のループだと思う。実際に全部実行するのは難しいけれどやりやすいところだけ取り入れたって誰にも駄目だしされないと思うし、それがスケッチジャーナルの良いところだと思う。
心に残ったのはあふれる情報の中での「自分さがし」をやめて、創作活動に没頭する「自分なくし」を楽しもうというところ。先日シソンヌじろうさんのエッセイで、インターネットの影響で随分とみえる世界が広がってしまった気がする、広がった世界の不特定多数を気にするのではなく、狭い狭い世界の自分をよくみよう、狭い世界で生きようと書いてあって、それに通じるものがある。これからの世の中はまわりの目を気にせず、いかに自分を大切にしてあげて、楽しく生きていくかが大切なのかもしれない。そんなことも考えてしまった。
スケッチジャーナル第一弾は描きたい意欲を盛り上げてくれる本だったけれど、これは更に一歩踏み込んでもっと自分のことを見つめて考えてじっくりと人生を歩んでいこう、スケッチジャーナルとともにと語りかけてくる本だった。読んで良かった。
最後に見開き1ページに1か月分で、2023年1年分のスケッチジャーナルが掲載されているのだけどもうこれが楽しくて楽しくて細かいところまでじっくりとじっくりと読み込んでみた。こんな風にかけたら本当に楽しいだろうし、そりゃ時間も足りないだろうなぁ。
デジタル特典も読みごたえばっちりでこんな特典ついてくるのがとても嬉しい。楽しい。
文房具マニアなので大事にしまってあるノートも紙も山ほどあるし、いろんなペンも山ほどある。今度はそれらを使って自分だけの大事な一冊を自分で作りたいと意気揚々とした気分で読書完了した。