あらすじ
売れるホストほど喋らない。相手から「語り」を引き出す最強の雑談術!
会話では「やること」より「やらないこと」を意識しよう!
ずっと話が続く「無限会話術」、相手の気分をよくする「スライド法」、最強の聞き方「信長流アイコンタクト」。
“嫌われない会話術”で「また会いたい」と思わせる。
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Posted by ブクログ
著者の信長さんは、ホストの道に入った当初、女性とはまともに話せない程の人付き合い下手で、指名はゼロだったそうです。
そこから、試行錯誤を重ね、通算28回のNo.1を獲得する、自他共に認めるトップレベルのホストになった方です。
信長さんのすごいところは、運や才能ではなく、冷静に自分自身を分析し、お客様に喜んでもらうためにはどうすればよいのか、実に細やかな部分まで試行錯誤を繰り返した点だと感じます。
たゆまない努力を継続してきた結果、歌舞伎町No.1ホストの座を勝ち得たのでしょう。
本書「No.1が明かす 心に残る話し方」は、信長さんが15年にわたるホスト経験で培ってきたノウハウを惜しみなく公開し、まとめたものとなります。
指名ゼロからNo.1ホストになった信長さん自らの経験から生み出されたものであるため、誰にでも今から実践できる内容だと感じました。
ノウハウというと小手先のテクニックと思われがちですが、派手なものは何もなく、コミュニケーションの基礎基本の徹底です。
誰でも知っていることを誰よりも愚直に実行することの大切さに気付かされます。
さて、本書の中から特に気になったポイントを選んでみました(ほんの一部です)。
◆相手に信用してもらうための「3つのK(好意、関心、観察)」
…相手に信用してもらうには、まず自分から関心や好意を伝えましょう。そのためにも相手が何を求めているのか観察することが大切です。
◆三流は話す 、二流は聞く 、一流は「引き出す」
…三流は自分が話したいことを話し 、二流は自分が聞きたいことを聞き 、一流は相手が話したいことを引き出します 。こうすることで相手が話しの主役になり、コミュニケーションは円滑になります。
◆女性は共感を求め 、男性は結論を欲する
…男性と女性で求めるコミュニケーションは異なる傾向にあります。まずはこの前提を押さえるところからコミュニケーションは始まります。
私も起業した当初は、実に多くの方と出会ってきました。
何よりも大事なのは、信用・信頼される自分になることだと思っています。
業界や背景となる経験こそ違っても、信長さんが大切にされてきた点は私も共感できることばかりです。
今よりもさらに良い人間関係を築くために、皆さんもぜひ本書を手に取って、ひとつでも実践してみてはいかがでしょうか。