【感想・ネタバレ】資本論 第一巻 下のレビュー

あらすじ

資本主義の地球的包摂を理解する手だては本書のなかにこそある――。近代諸科学の知的源泉として、マルクスの考察は今も生々しく、そして新しい。 労働者が資本への屈従を強いられるようになったのはいつからなのか。下巻には、第4篇の続きである「第13章 機械装置と大工業」から「第7篇 資本の蓄積過程」までを収める。商品と貨幣への理論的問いから始まった『資本論』は、ここで産業革命の出発点をなす機械装置の歴史的意味を問う。経済成長が貧困を増大させる──今日なおわれわれを苦しめるこの逆説の由来を、マルクスは剰余価値論と蓄積論により解明していく。資本主義が地球的包摂を進めるなか、根源的批判への手だてを得るには今も本書を紐解くほかはない。原文の躍動感を再現した翻訳で『資本論』の不朽性を開示する。

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Posted by ブクログ

マルクス読めて超嬉しい。
近現代の思想、社会、哲学などの人文系を読むと必ず出てくるマルクスという名前。
資本主義的生産様式のうちに絡み取られた人間の生の虚しさについて。
なぜか下巻から読んでしまった。

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2025年03月15日

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