【感想・ネタバレ】資本論 第一巻 上のレビュー

あらすじ

剰余価値追求の終わりなき運動、資本主義。本書はそのメカニズムを精密に分析し、社会科学史に聳え立つ。『マルクス・コレクション』版を全面改訳。 貨幣の増殖を自己目的とする終わりなき運動、資本主義。なぜ等価交換に見える商品流通のなかから、富裕化する階級と貧困化する階級との絶対的対立が生じるのか。この矛盾に満ちた資本主義社会の運動法則全体を、マルクスは19世紀イギリスの産業社会を素材に解明しようとした。全4巻を構想しながら、生前に刊行されたのはこの第1巻だけだった。しかしそれは独立性の高い著作として、以後の知的・政治的世界に巨大な影響を与え続けた。上巻には、「第1篇 商品と貨幣」から「第4篇 相対的剰余価値の生産」の「第12章 分業とマニュファクチュア」までを収録。全2巻。

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Posted by ブクログ

深々と多様な視点から読み解ける沼のような本で圧巻。
経済学視点からの読み解きも当然ながら、社会学やジェンダーにも通じる思考の型。相対性、構造的な枠組みの中で絡み取られる資本主義下に生きる我々の生の本質。
サルトルとかバタイユとか思い出した。
再度読み直したい。

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2025年03月25日

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