【感想・ネタバレ】魔界王子devils and realist: 13のレビュー

雪広うたこ / 高殿円

メタトロンによって天界に連れてこられたシトリーは、二代目ガブリエルを継承し、ミカエルの後始末を命じられるが――。一方、久方ぶりにウイリアムの前に現れたダンタリオンは、己の原罪を聞いて欲しいと彼に懇願する。――天界と魔界。大きく動き出す二つの世界はどうなる!? 待望の第13巻!!

[ブクログ · ★★★★☆]

最終局面へ向けてストーリーが動き出した感じ。様々な神話の存在を違和感なく一堂に会する構成力の高さに唸らせられる。
特に前巻から紡がれていた悪魔シトリーと天使ガブリエルの関係に関する結末の天使たちの台詞「まるで悪魔じゃないか！」にハッと。
そしてその前巻で触れられていたものの、今巻では登場すらしなかったギルガメッシュの思惑とはいったいなんなのか…