【感想・ネタバレ】しまむらとヤオコー -小さな町が生んだ2大小売チェーン-のレビュー

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Posted by ブクログ 2012年12月19日

小川町から誕生した、高成長を続ける注目の流通チェーンであるしまむらとヤオコー。
両者の歴史を振り返りながら、転換点、考え方などを考察するビジネス書。
ヒントになる点がたくさんある。
教えてくれた友人に感謝。

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Posted by ブクログ 2012年01月09日

仕事に関係のある業界の話なので読んでみた。2大小売チェーンの「しまむら」(洋服)と「ヤオコー」(食品)にフォーカスをあてた本。ドキュメンタリー調でとても読みやすく、面白い。いずれも今をときめく2企業を、生い立ちから現在までを追体験できる面白さがある。両企業とも、経営陣が非常に勉強熱心であることが伝わ...続きを読むってくる。小売というと、生活に密着した身近な業界であるが、その裏側では、絶え間ない改善と苦悩があることがひしひしと伝わってくる。読んでいるうちに、自分も啓発されてくる感覚があった。なかなかいい本だと思います。

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Posted by ブクログ 2022年05月06日

1.最近ビジネスモデルをよく学ぶようになったので、学問的な方向ではなく現実で怒ってきた事例をもとに学びたかった

2.しまむらとヤオコーは埼玉県比企郡小川町で生まれた企業です。この2社は正反対と言っても良いくらい経営スタイルが異なります。例えば、しまむらは徹底的なマニュアル化を推進しますが、ヤオコー...続きを読むでは現場の判断に任せることが多いです。
ここで大切なのは、どっちが良い悪いではなく、どのやり方が目指す企業像を創っていくかということです。
一方小売業である2社に共通する部分として、
1.創業の苦しみ
2.人材確保とチェーン組織化
3.独自のビジネスモデルの確立
という3つの試練があります。
以上の試練をどのようにして乗り越えてきたのかを述べています。

3.現実世界をみてみるとファスト系業界はマニュアル化が進んでいると思いました。これは、クオリティを一定に保つことを第一とし、スピードが求められる分、考える時間を極力減らし、オペレーションに集中するためだと考えられます。一方、スーパーは現場判断で動くことが多いと感じます。これは、スーパーは食料品を扱うことがメインであり、これにはマニュアルが通用しないことが多いからだと思います。食ほど変化が激しく、思うようにいかない分野は無いと思います。だからこそ、現場での判断がより重視されるのだと思いました。

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Posted by ブクログ 2020年09月04日

小説としては筆力がいまいちだけど、学者さんが書いただけあって流通史を学ぶ一つの方法としてはいいかも。

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Posted by ブクログ 2012年11月07日

片や店舗独自の販促で売上を伸ばし、片やマニュアル化されたオペレーションで売上を伸ばしていた企業が同じ街の出身なんて驚きでした。

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Posted by ブクログ 2012年01月28日

地元の中小企業であるしまむらとヤオコーについて、総合小売業との違いや、特質などを解説してあって、とても分かりやすかった。

どちらの起業も、壁を何個も乗り越えて成長してきたことが分かった。

自分もいつかは起業してみたいと思っているので、大変参考になった。

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Posted by ブクログ 2011年06月05日

ヤオコー21期連続増収増益の理由が、少しはわかった気がする。努力がハンパない。日本はあらためて、現場力でもっている国だと思う。

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Posted by ブクログ 2011年02月09日

IM小川教授の小説家一作目。どうしても経営書的な感じがするのは、御愛嬌。受け手である読み手そういう意識ということもあるし。
内容は、小川町出身の2社がどういうプロセスで大きくなるかを解明した中で、小さい地方企業(それでも恵まれた環境だと思うが)がどのようにして大きくなっていたのかを、経営者の行動から...続きを読む探っている。
たぶん2作目以降も考えているはずなので文体については、今後に期待したい。

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Posted by ブクログ 2011年02月09日

埼玉県小川町、人口僅か3万4000人の小さな町で、なぜ日本を代表する優良小売チェーンが生まれたのか。

私が興味を持ったのはヤオコー。
21期連続増収増益。首都圏で100店舗以上。ディスカウントで勝負しないメニュー提案型の個店経営。成長率10%程度の無理をしない堅実経営など。

※ビジネススクール時...続きを読む代に、授業の一環で、ヤオコー上里店で1日販売員を経験させて貰った記憶を重ねながら読書。バックヤードや朝礼など、縦割りではない部門横断型の組織を体感したのを記憶。

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Posted by ブクログ 2014年07月19日

日本の小売業界において、注目を集めるヤオコーとしまむら。
ヤオコーは日常消費のメインである食品スーパーをメインとするため、狭域商圏を主戦場としている。
その結果としてあって大量出店をするのではなく、
エリアを絞って深掘りをするという戦略ということか。
店舗での加工処理等を行うための水周り、冷蔵ケース...続きを読む、冷凍ケースの設置等、
初期投資が大きくなるのも、ヤオコーが地域を絞って展開を進めてきた要因ではないかと思える。

またしまむらは社会現象を起こすほどのブームともなっているが、いまどきの若い子達の消費行動が我々の時代とは大きく異なると言うことを如実に表していると感じる。
すべての店舗で売れ筋商品を大量陳列するのではなく、その店にしかなく今買わないと次に出会うことはないと言うような雰囲気を作り出しているのも、在庫管理を徹底して行ってきた強みが今まさに花を開いているのですね。

しかし、これだけ注目を浴びる企業は、その歴史においても他の企業とは異なることをやっているのは当たり前に思うが、当たり前のことを愚直にやり続けることができたことが、今に繋がっているのではないか?

今後少子高齢化がますます進み、人口減も加速化するであろう。
そんな中で如何に他社と差別化するのか?を考える上で参考になりました。

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Posted by ブクログ 2011年07月18日

 先日の、とことんオーガニック2011のイベントのパネラーとして発表なさっていた、法政大学の小川先生にオーガニック食品について話を伺いに行きたいと思い、最近の著書を読むことにした。

 すると、今すんでいる、埼玉県発祥の企業について書かれてある、この1冊であった。

 しまむらは関西に在住していると...続きを読むきから知っていたが、衣類に興味が無い私にしてみれば、たまに家族に付き添っていく場所であり、経済雑誌に良く登場してくる企業であった。

 しかし、ヤオコーについては、価格訴求に走らず、商品の価値をアピールする食品スーパーが、埼玉県川越本社にあると聞いており、一昨年に近所にも出店されたので、時々見に行くようにしているのである。

 そんな両社の成り立ちから、現在に至るまで、そして双方の違いが取り上げられている。それぞれのお店に行くことが楽しみになる1冊だ。

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