【感想・ネタバレ】ミッションからはじめよう!のレビュー

あらすじ

いわゆる「問題解決」や「ロジカルシンキング」本を買ってはみたけれど、結局、使えない。課題をきれいに整理して、プレゼンまでは上手にできたけれど、そこでおしまい。実際には、問題は未解決のまま……そういう経験をなさっている方も少なくないはずです。
「どんなに美しい戦略でも実施されなきゃゴミ」(本文より)。本書は、実行することにこだわります。なぜなら、実際のビジネスの場面で大事なことは、分析することでも整理することでもなく、「実行」することだからです。きれいに整理しなくても、華々しいプレゼンができなくても、不格好でも実行し、結果を出すことが求められます。
実行する過程の中で、何より大切なのが、本書のタイトルでもある「ミッション」です。思わぬ困難があったとしても、変わらぬモチベーションを持ち続けるだけの「ミッション」。なぜ、それを実行するのかというそもそもの使命です。
正しいミッションの作り方を身に付けて、自分の会社で、お店で、そして自分自身の人生においても、実際にあなたが描き、巻き込み、実行し、成果を出す「ミッション・ピープル」になっていただくこと。それが本書の目的です。
実際にスキルを「使える」ようになっていただくために、リアルな「ストーリー」を用意しました。舞台は、某航空会社。主人公は入社四年目にして、なぜか経営企画室に配属された現代っ娘、大空翔子。主人公といっしょに楽しみながら、ミッション・ピープルへのプロセスを体得していきましょう。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

会社のプロジェクト(イニシアチブ)推奨図書として配布されたので着手。
これまで読んだコンサル系の本と大きく違う点は、実行がとくに強調されていることで、その点はとても共感できた。フレームワークやツールは必要ではあるけど、一番必要なのは実行力でそれを正しい方向に向けるのがミッションで、ツールはそれを説明するためのみにあるべきものだと理解した。
理論だけでなく、実行のためには人の巻き込みが大切だという点にも触れられており、その部分、本書から多くの気づきを得られた。

==以下、気になった点要約抜粋==
・実行には強い意志と、周りの人を巻き込む力、徹底する力が必要。新しい戦略には、必ず、抵抗が起こるから。
・個人もプロジェクトも会社も、常にそもそもの志をしっかりと持ち、そこから考えていくことが一番大事。
・一般的にはロジックで最初に現状を分析し、それから結論(ミッション)を導き出す。おすすめするのは、ミッションが最初。ロジックはその次で、それはミッションを伝えるツール。
・問題は問題じゃない。何を大切にするかが問題。
・問題の重大さを認識(Register)し、課題が我が事であると理解(Engage)し、その課題を解くことが自分の仕事であると感じている(Committ) を伝えることが必要。
・ミッションとは:自分たちの目指す姿や提供する価値を定義したもの
・Step1:思いを巡らせ、材料を集める。Step2:思い炉整理し、とりあえずの形にする。Step3:ミッションを確定する。
・ミッションとは、エビデンスによって支えられた。機能的なベネフィットとその機能によってもたらされるエモーショナルなエネフィットに基づく。
・ミッションには「誰に」「そんな価値」を提供し、「最終的にどんな状態」になっているか
・ミッション5箇条
・「とにかく売上を上げたい」「私の思いを実現したい」では、人はついてこない。だれもが「いいな、価値があるな」と思うものであることが重要。
・プレゼン資料は1枚ワンメッセージ。タイトル部分が「傘」(行動)。
・実行を担保するために、人の感情を動かすステップを大切に歩まなくてはいけない。
・人は、自分自身で実感して、考えて、腑に落ちて初めて、本気で取り組む。「言えばわかるでしょ?」「あなたもそう思うでしょ?」というのはすすめる側の勝手な思い込み。
・Committe:ゴールを明確にし、責任ある仕事を任せる
・RACI図
・PDCAのC:プロジェクト全体会議で発表の場を設ける
・鬼十則
・エビデンス:1・できた、できない、2・持っている・持っていない、3・達成した・達成していない がわかるもの
・どんなに素晴らしい戦略でも実施されなければゴミ。

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2012年12月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

P.85から始まるミッションコーンに関する説明及び簡単なワーク
これ非常に参考になりました。


エビデンス、
機能的ベネフィット
感情的ベネフィット

そして

ミッション

これが三角形のコーンの中にうまく埋め込まれていて、それを考えていくことによって、ミッションが明確になってくる、

実際に電車の中で読んでいて、考えて、すぐさまポストイットを取り出して、記入していくことによって、結構いい感じのものが作成完了しました。
2013年1月22日付

ここを起点にして、定期的見直しをしたいと思います。

0
2013年02月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

本屋でふと本書を見たとき、ミッションが頭のどこかにいったまま、仕事を進めていることもあるなーとか考え始め、手に取ってみた。

物語風になっており、事例を交え、ミッションをどう作っていくかがわかりやすく書かれており、なるほどと思えるところが多々あった。

学んだことを活かし、自分のミッションについても考えてみようと思う。

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■プロジェクトスタート編
・実際に成果を出す三つのステップ
①ミッション・・・自分たちの目指す姿や提供する価値を定義したもので、すべての判断基準となるもの。しっかり作り込んで、メンバーで共有しておくことによって、課題が出てきたとき、方向性が違ってきたときなどにすぐに原点に立ち戻れる。
②ロジック・・・ミッションを夢物語に終わらせることなく実行するために必要。ある程度のロジックがあればよい。
③リアライズ・・・ 実行

■ミッション編
・テーマを絞る、つまりミッションを明確にもったうえで、MECEを用いる
・ロジックは結論が見えたうえで使うべき道具として活用する
・3C(4C)・・・①顧客であるカスタマー②競合他社であるコンペティター③自社であるカンパニー(④自社の商品を届けるためのチャネル )
・ミッションは「誰に」「どんな価値」を提供し、「最終的にどんな状態」になっているかが重要
・ミッションをつくるステップ
①想いをめぐらせ、材料を集める(時間軸を広く持つ/視点の高さを変える/立場を替える)
②想いを整理し、とりあえずの形にする(①エビデンスを洗い出す②機能的(ファンクショナル)ベネフィット/感情的(エモーショナル)ベネフィットを決める③ミッションとして表現する)
③ ミッションを確定する (①エビデンスに支えられたリアリティがあるか②社会に対して付加価値があるか③誰に対してのベネフィットかが明確か④オンリーワンの内容になっているか⑤わかりやすくエッジの効いたワーディングで示されているか)

■ロジック編
・ロジックツリーは「問題発見」と「問題解決」の二つに大別される
・「空→雨→傘」:①まず、誰が見ても間違いのない、客観的な「事実」(空)②次に、その事実をもとにした「分析・解釈」(雨)③ 最後に、その分析・解釈した結果をもとにとる「解決策・行動」(傘)
・ロジック五箇条
①フレームワークは「道具」であって目的ではない。
②WHYを五回繰り返し、思考を深める。
③ツリーにより可能性を広げ、MECEによりモレとダブりをなくす。
④空→雨→傘によりアクションにまで落とす。
⑤すべての考えをストラクチャーで整理し、伝えたいことをシンプルにまとめる。

■リアライズ編
・どんなに美しい戦略でも実施されなければゴミ
・どんなお粗末なアクションでも実行されれば、結果につながる
・キーパーソンを巻き込む
①Register(レジスター)・・・認識させるという意味で、現状と問題意識を共有する
②Engage(エンゲージ)・・・自分事にさせるという意味で、相手の本音と大義名分の両方にメリットのある話をする
③Commit(コミット)・・・コミットという意味で、ゴールを明確にし、責任ある仕事を任せる
・リアリズム五箇条
①Registerを怠らず、しっかりと問題意識を共有しよう。
②Engageで方向性に納得感をもってもらおう。
③やるべきことにしっかりとCommitしてもらおう。
④必要なメンバーを明確に定義しよう。
⑤役割とマイルストーンをしっかりとおき、確実に前進させよう。

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2012年07月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

①ミッションの作り方は?
1)想いを巡らせ、材料集め
・過去と未来から今を見る
・周囲からの視点で見る
・顧客の立場などで見る

2)整理し、形にする
3)確定

②ミッションの構造
1)ミッション
2)機能的に役立つこと、感情的に役立つこと
3)エビデンス実績

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2015年11月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

タスクには
1、ソース(情報源) 2、アウトプットイメージ(分析内容) 3、メッセージ(仮説)を設定すること

REC
課題の重大さを認識させる(レジスター)
課題が我がことと理解させる(エンゲージ)
課題を解決することが自分の仕事だと感じさせる(コミット)

ミッション
1、想いをめぐらせ、材料を集める
2、想いを整理し、とりあえずの形にする
3、ミッションを確定する

視点
1、時間(過去‐現在)
2、高さ(マクロ‐ミクロ)
3、役割(ステイクホルダー)

実行のためのPLAY
プレイグラウンド(組織)
プレイヤー(人)
プレイングル―ル(仕組み)

コミュニケーションマネジメントの3C
1、チャネル
2、コンテクスト
3、コンテンツ

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2012年06月11日

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