あらすじ
【『テセウスの船』東元俊哉最新作!】小説家志望の大学生・田中愛は、募集サイトで知り合った山口美羽とルームシェアをすることに。美羽は自分の持ち物を勝手に使う、自分と同じところにホクロを描くなど、徐々におかしな行動を取るようになる。不審に思った愛が美羽の部屋にこっそりと侵入すると、そこには恐ろしいものが……。目が離せない、同居人サイコホラー。
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派手なスプラッタや怪奇現象があるわけではないのに、じわじわと主人公の気付かないところから侵食される日常への恐怖、ルームメイトの夢とも現ともわからない主人公に対する謎行動はなんなのか、そもそもこのルームメイトは人間なのか…?といった思いが湧いてくる。怖いというよりは薄気味悪さを覚える作品でした。
ルームシェアの恐怖
小説家志望の主人公がルームシェアすることにした相手が
だんだん異常なことに気づいて、というサイコホラー。
黒髪ロングの女が見下ろす構図からは「座敷女」、
自分を真似してくるところなどは映画「ルームメイト」
などの影響を感じるが、小説のネタのために興味を捨てられない
あたりの工夫がある。