【感想・ネタバレ】発達障害の息子が麻布中学に合格した話。のレビュー

あらすじ

これは単なる中学受験成功譚ではありません!

元テレ東アナお父さんの、今すぐできる「可能性を伸ばす」子育てが一冊に!
発達障害のわが子を、「塾通いナシ」「入試2か月前に受験決断」「〝山川の日本史〟2000字要約」で中学受験成功、麻布中学に合格に導いた著者が、MBAで学んだ「3つの基本戦略」を基に6年間かけて実践した「学校」「日常生活」「家庭学習」「中学受験」の〝環境作り〟を初公開。具体的な勉強法や生活のルール作り、伝え方までもわかりやすく解説します。生きづらさを抱える子どもの学習&生活支援に悩むすべてのパパ&ママに!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

同じ発達障害の息子を持つ親として、どうやったら麻生中学に合格できるの知りたくて、タイトルに釣られてまんまと読んでしまった笑
ギフテッドの子供にMBAの知識をうまく嵌めて、結果を出したという話。
残念ながら私の子供はギフテッドではないので、そのあたりは参考にならないが、どのように接するかは療育で言われたことと同じだった。
内容とは関係ないが、全部1人でこなしていて、奥さんが全く出てこなかったのには違和感があった。シングルファザーなのかな。

<印象に残った点>
◾️息子の凸凹を知って無知な父が大急ぎでやった9のこと
・「できないのは障害のせい」ということを理解していれば、子供の言動に対しての見え方は変わる。
・目から入ってくる情報をできる限り減らす。子どもが勉強に向かいやすい環境にする。
・「ものを減らすこと」「作業をシンプルにすること」「無意識でもできるくらい仕組み化すること」を心がける。

◾️凸凹息子の日常生活支援でやった18のこと
・ADHDは片付けや整理整頓が苦手。リビングにはモノを極力置かない。
・時間感覚の苦手さは、1つ1つのアクションにタイマーで制限時間を作る
・「ちゃんと」「しっかり」「早く」は具体的ではない。数字を使って明確な指示や伝え方をする
・イライラすると、「こだわり行動がより強くなる」「論理が飛躍する」「屁理屈が多くなる」。言い争いはホワイトボードを活用して問題を見える化
・発達障害は「将来のメリット」より「目先のメリット」を優先してしまう傾向が強い。いきなり遠くのゴールを設定せず、途中に細かい「チェックポイント」を設置する。チェックポイントを「できないことをできるようにする」にすると失敗する。
・「必ず子供と相談し子供に決めさせ、自己決定感が得られること」「子供ができそうな範囲で目標設定する」がポイント。

◾️凸凹息子の学習支援でやった11のこと
・親が付きっきりで先取り学習。
・予定は全部10分刻み。ADHDは注意の持続機能が弱いため。アラームで管理。10分あればいつでもどこでも勉強できるという習慣を身に付けさせる。
・3年生の時には学校の先取り学習も全科目で6年生まで終えていた
・注意ではなく、相談・お願い・協力にする。論理的にメリットとデメリットを説明する。

◾️凸凹息子と麻布受験支援でやった10のこと
・発達障害者にはそれぞれ世界観があり、対話でお互いを知ることが重要。
・差別化集中戦略。「攻めるフィールドを限定する」「戦力を自分の強みのある部分に集中させる」

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2025年09月04日

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