あらすじ
頭がうまく働かない、それはブレインフォグ!?
「頭がぼーっとして、うまく考えがまとまらない」「人の話が頭に入ってこない」「いいたいことがすぐ出てこない」「集中できない」「なかなか覚えられず、思い出すのも困難」……。こんなふうに「頭がうまく働かない」と感じている方、それは「ブレインフォグ」かもしれません。新型コロナウイルス感染症の後遺症として有名になったブレインフォグ。「まるで脳に霧がかかったみたいに頭がもやもやして、思考や記憶など特に認知機能の低下がみられる症状」をいい、病気ではないため治療薬はありません。うつ病、慢性的な疲労、更年期、化学療法などコロナ感染以外の原因でも起こります。症状が2ヵ月続いたら要注意。
本書はブレインフォグが起こるメカニズムを解説し、自分でできる対処法を紹介します。特に原因の1つである、脳の神経細胞(ニューロン)にある「ミエリン鞘」の損傷によって起こる情報伝達の乱れに対しては、鶏むね肉に多く含まれる「プラズマローゲン」と「イチョウ葉エキス」の摂取が効果を上げており、脳機能を高めるブレインフードとしてもおすすめ。「プラズマローゲン+イチョウ葉エキス」でつらいブレインフォグを治し、脳力アップをはかりましょう!
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Posted by ブクログ
身近にブレインフォグで悩んでいる人がいるが、本当によく分からない。普通に会話はできるし、推論するような会話だって出来るのだが、勉強のような集中を要する事は難しいのだという。精神的なものではないか、という問いにより傷付けてしまったようだ。理解されない病の絶望感を思い出し、一人反省をするのだが、しかし、やはりよく分かっておらず、ただただ言論統制を受け入れた形だ。時に、相手やシーンに合わせて言葉を削る事が「気遣い」である。
新型コロナウイルスのスパイクタンパク質に合わせて抗体が作られるが、この新型コロナウイルスに対する抗体を「スパイク抗体」とも呼ぶらしい。このスパイク抗体ができることが、コロナに対する免疫を獲得する、ということだ。だが、この抗体はミエリン鞘を傷つける可能性がある。ミエリン鞘とは、神経細胞(ニューロン)の軸索を取り囲む脂質とタンパク質から成る絶縁層のこと。これによって、神経信号の伝導速度が大幅に向上し、効率的な情報伝達が可能になる。
新型コロナの後遺症によってプレインフォグが起こるいちばんの原因は、抗体によってこのミエリン鞘が損傷を受け、情報伝達のスピードが格段に落ちてしまうこと。ミエリン鞘の正体はグリア細胞であり、グリア細胞は脳内にたくさん存在しているので、通常、ミエリン鞘が損傷しても別のグリア細胞が神経細胞に巻きついて再生される。が、その再生スピードは非常に遅く、自然治癒には大変な時間がかかる。新型コロナの抗体によってミエリン鞘が次々とダメージを受けている状態では、自己再生が間に合わずブレインフォグの症状は悪化する。サプリを飲むと良い、というのが本書の提案。
私の知人はこれかも知れない。しかし、症状自体がよく分からないまま読み続ける。その中で、寝すぎ、「睡眠過多」によって頭がぼーっとしたり、やる気が起きなかったりするのは、脳の「帯状回」という部位がなかなか起きない、つまりしっかり機能していないため、と。あー、これなら何となく分かる。
なんか体が疲れているというときは、頭もぼんやりしてやる気も起こりにくく、ブレインフォグのような状態。疲労感を強く覚えている人ほど、認知機能の司令塔である前頭葉の血流が低下していることが研究によってわかっているらしく。
知ることは、相手を理解すること。また一つ。