【感想・ネタバレ】歴史と人物を語る:(上)のレビュー

あらすじ

創価大学創立者が折々に学生・生徒たちに贈った「世界の偉人たちの人物論」──ゲーテ、魯迅、キュリー、ダンテを語る。
池田大作創価学会第三代会長が、 2003~2008年に創価大学、創価女子短期大学、創価学園で講義した 世界の偉人たちの人物論をまとめた。
哲学・文学・芸術・科学・教育など多岐にわたる内容で、 学生のみならず、多くの青年へのメッセージとなっている。
収録された4本の講義はすべて『池田大作全集』に未収録で、 今回が待望の書籍化となる。

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Posted by ブクログ

池田大作先生の講義集ですね。

    目次
 創価大学・第一回特別文化講座
 人間ゲーテを語る
  ∮学問は青春の特権 
     君よ世界を自分のものとせよ
  ∮創価の若人に勝利あれ
     正義の炎を永遠に
 創価大学・第二回特別文化講座
 革命作家・魯迅先生を語る
  ∮希望とは君がつくるもの
     茨を開いてこそ道はできる
  ∮民衆愛の指導者たれ
  ∮革命とは永遠の進撃
 創価女子短期大学・特別文化講座
 永遠に学び勝ちゆく女性
 マリー・キュリーを語る
  ∮使命を自覚すれば希望と勇気が生まれる
  ∮学びゆく者こそ人間の王者
  ∮理想を目指して打ち込む生命こそ最も美しい
  ∮忍耐と自信を持て 道は必ず開ける
  ∮知性と福徳ゆたかな女性に
  ∮「私はやりきった!」と勝利の人生を飾れ
 創価学園・特別文化講座
 大詩人・ダンテを語る
  ∮徹してこそ才能は花開く
  ∮日本一の「英知の力」「雄弁の力」
       「文筆の力」を
  ∮使命の山を登りゆけ 負けじ魂ここにあり
  ∮友に尽くす行動は永遠に朽ちない
  ∮「平和の世紀」を皆の手で

 ゲーテは、亡くなるまで向上心を失わなかった。挫折しそうになると、自分の生きる意味を見つめ、自分自身を鼓舞して、常に前を向いて行動した。
 魯迅・キュリー夫人・ダンテは、逆境や迫害、無理解に屈する事無く、それぞれの分野で探究と行動する事を止めなかった。「負けない」ことで、「勝って」いく人生を歩んだ。
 先生の講義は、常に学生と会話するように進められています。一方的に講義するのではなく、常に若い学生たちの反応を窺いながら、語りかけるようにされています。単なる教訓ではなく、いかに生きる事に、何が必要か吟味されながら、解りやすく心を温めながら、実践に役立つ知恵を伝授されているのを感じました。

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2025年01月04日

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