あらすじ
「跪け。俺の靴にキスできるなら、命だけは助けてやってもいい」――国のために尽くしてきた聖女・ミュライア。ある日、新国王と恋人の策略により追放&婚約破棄を言い渡されてしまう。自分勝手な彼らに呆れたミュライアは聖女の証である髪を自ら切り捨て、精霊たちとともに王城を去ることに。初めて触れた外の世界に心躍らせ、改めて国を守りたいと奮闘するミュライア。その一方で、王都では何やら不穏な動きがあって…? 名前も肩書も捨てた身ですが、これ以上あなたの思い通りになるなんて大間違いです! 自由を手にした捨てられ聖女の大逆転譚!
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シリアスでびっくり
作者様の作品は、これまでも、読んでいたのですが、今回はシリアスなため展開でびっくりでした。でも、それだけに臨場感があったように思います。だって国が滅びそうになった時には、いろいろな事があるだろうし、人が人を思うそして憎む時には、またそれぞれの思いが錯綜すると思うので。ヒロインもヒーローも、自分だけの幸せを追い求めるのではなく、その立場に生まれた責任を果たさなければ自身が後悔すると知っている。その姿がカッコよかったです。
悪役が悪すぎてビビる
作家さん買いです。
妖精とともに生きる聖女が因縁つけられて王都から追放されるものの、ひどい有り様になったので追われる身になるみたいなお話ですが、悪役の国王とその恋人の性格が悪すぎて慄きました。
こんなに性格悪くてよく生きててつらくないなともはやびっくり。
ざまあ展開もすごかったものの、なんていうか国王に後悔がなくて残念でした。
あと妖精はできたらもう少し賢そうだと嬉しかった…。
そういう色々残念をひいた評価です。
聖女が何ができるのかわからない。
結界を張って、魔物の侵攻を防いでいる。
でも、誰にも分からない。
彼女が出て行って、初めて分かったけど、もう遅い。
第一王子は、聖女に、ずっと劣等感を持ちながら、惹かれていたのかも。
それを認めるには、プライドが高すぎたのかも。