あらすじ
代々女王が統治する長い歴史を誇るダヴェルニエ王国、そこに男女の双子が生まれた。王女は王位継承者として育てられ、王子はその助けとなるため鍛錬を積む……はずが、王子はやり手の宰相から、十八歳になるまで王女の身の安全と国の平穏のため「妹の影武者」として生活してほしいと頼まれてしまう。王子・ロデリックは、なんとその宰相・ヒースに一目惚れしていたために、その頼みを快諾。長年王女として振舞ってきた。そしてついに、約束の十八歳になる日が近づき、ロデリックはつとめを果たしきったら告白しようと考えるが……? 両片想いの溺愛年の差ロマン!
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切れ者感が足りない
幼い王子様の純で一途な恋心に絆されちゃった宰相様との歳の差恋愛物語。
出会った時点では大人と子供。
子供サイドは『好き』の一念で突っ走れても大人サイドは簡単には応えられないものなので、歳の差ものの醍醐味といえば恋する気持ちと大人の分別の間で迷いに迷うもどかしさではないかと思うのです。
ページ数の関係なのか進展が早いようでございます。
そして当然ながらお怒りなのは女王&王配であるご両親。主君のご子息に手を出しちゃったのでこれはもう仕方がないのですが。
その怒りを収めてもらい、関係を認めてもらうための方策が既成事実を作ってなし崩し的なのがいただけません。
仮にも切れ者宰相様なら、その知略をもって『息子の伴侶に相応しい!』と女王陛下を納得させることで晴れて公認の仲になってほしかったですね。
王子様のピンチに自ら剣を取って駆けつける宰相様の姿は確かにカッコ良くはありましたが、その後の切れ者感が足りなくてちょっと残念でした。