あらすじ
小王国分立から、外敵の侵入による混乱の時代を経て、紀元前8世紀に都市国家・ポリスの成立を見た古代ギリシア。民主主義の原点として、前5世紀に黄金期を迎えるポリスはいかに発展し衰退したか。アルファベットやオリンピア競技、ホメロスの詩、ソクラテス、プラトンの哲学など西洋文明の源流をたずね、古代ギリシアの栄光と落日をたどる名著。
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Posted by ブクログ
読みやすかったです。その分、記述が少しさっぱりしている印象も。
個人的に、特に面白かったのは以下の点。
・クレタ文明、ミケーネ文明が崩壊してからポリスが林立する社会に移行するまでの考察にページが割いてある。
・ペロポネソス戦争後、ローマ帝国に併合されるまでの衰退期のポリス社会について記述されている。
ポリス最盛期の時代の前後が知りたかったので、ちょうど良かったです。
底本は1976年刊。同時代を扱った他の本とも読み比べ、じっくりと読みこんでいきたいです。