【感想・ネタバレ】象徴天皇の実像 「昭和天皇拝謁記」を読むのレビュー

あらすじ

昭和天皇と側近たちとの詳細なやり取りを記録した「昭和天皇拝謁記」.貴重な史料からは,政局や社会情勢,戦争やについて饒舌に語る昭和天皇の等身大の姿が浮かび上がる.歴史上はじめて象徴天皇となった人物の言動とは,いったいどのようなものだったのか.私たちにとって「象徴」とは何なのか.第一人者による天皇論.

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Posted by ブクログ

昭和天皇の民間人への声かけにも滲み出る無責任な姿勢が思想として一貫したものであると認識できた。戦争は国民のものであると強調したことで反省の機会を失い、未だに深い議論が起こらないことの端緒となったことは残念である。

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2024年12月03日

Posted by ブクログ

NHKでも紹介された「拝謁記」か岩波書店から出た時、是非欲しいと思ったが、値段を見て、断念した。
「拝謁記」の要点を項目別にまとめ、解説した本書が出ると知って、早速手にした。
昭和天皇の肉声が直接伝わって来るようで、新鮮だ。皇太后や兄弟との確執、戦前戦後の政治家や軍人、学者に対する評価、戦後の政治体制等にかかる不満等、本音ベースで語られる。皇太子の事を東宮ちゃんと呼ぶところに親近感を感じた。

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2024年11月16日

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