あらすじ
蒼一郎には呪術の才能はないけれど、時々おばあちゃんに御使いを頼まれる。御使い。それは少し不思議な困りごとの相談に乗ったり、良くないモノを石に封じて祀ったりすること。簡単な御使いのハズだけれど、思いもよらぬ展開に発展することもあり…。
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Posted by ブクログ
今回のおばあちゃんの御使いは、迷子を家まで送って行くこと。迷子のテテは"呪い"らしい。でも可愛い女の子?だ。式神のうにょんとの小競り合いが微笑ましい。テテが"呪い"になった理由が分かってくると、人間の悪い部分が見えてくる。なんかすごく嫌だ。
もう一つの話は、蒼一郎の高校の友達の百瀬の話。優しさが闇につけ入る隙を与えてしまう。友達の百瀬と蒼一郎は無事闇から戻って来れるのか?
二つの話で共通することは、異空間に行ってしまうこと。関門海峡の地下トンネルが出てくる。物語では福岡と山口の県境のラインの所が異空間の入り口だった。私は旅行でそこに行ったことがあるのだけど、読んでて少しドキドキした。あそこってそういう場所なの?また行ってみたい、なんて思った。私、パラレルワールド的な話好きなので。