【感想・ネタバレ】孤独への道は愛で敷き詰められているのレビュー

あらすじ

アラフォーの柳田譲の前に現れた三人の女との出会いと別れ。愛を求め、また与えようとして却って孤独へと突き進んでしまう魂の悲哀を描く太宰治賞受賞後第一作!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

最初はよく分からない点もあったが、徐々にのめり込めた。自分と重なる部分が多々あり、将来こうなってしまうのではないかと危惧した。仕送りが尽きない母のせいで自立しない自信を持てない自分でいていいと解釈する点もその人を試す行動を取って価値観を探る点も、否定された過去があるからこそ生じてしまう。主人公はASDとADHDの併発型で愛ではなく、主治医が必要なのではないかと考えた。前作も読みたい。

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2025年05月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

タイトルが面白いと思って手に取った本だった。
本当の孤独とは、敷き詰められた愛を全て踏み超えた先にあるらしい。

本当の孤独にたどり着くことは愛によって憚られる話かと思っていたが、どうやらたどり着いてしまいそうな話だった。

冒頭に登場する女性が、以降綴られる主人公に対して感じた違和感やある種の苛立ち、そして共感の正体を明確にしてくれていた。

自分が卑屈であるのは幼少期の環境のせいであり、他人のために思考を巡らせた結果自ら身を引くことのできる優しい人間であろうとする、腹の底でそれを引き止められたいとも考えている。

悲しいことに共感してしまった。

聞こえは良くても実質は他人のために努力しようとせず、あわよくば自分だけ、ありのままで認められたいというズルい奴だと、はっきりと、主人公と共に諭された。

僕も、頑張ります、、

面白かった。

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2025年03月03日

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