あらすじ
40万部突破の大人気シリーズ!
「心神喪失者の行為は罰しない」
刑法第39条vs連続殺人鬼
救うべきは誰か。
凄惨な殺害方法と、稚拙な犯行声明文で世間を震撼させた「カエル男連続猟奇連続殺人事件」。事件のキーマンである有働さゆりは医療刑務所から脱走し、行方知れずのままだった--。
その頃、精神疾患を抱える殺人犯を無罪にした人権派弁護士が何者かに殺害される事件が発生。遺体のそばには、あの稚拙な犯行声明文が残されていた。捜査一課の渡瀬と古手川はカエル男の犯行を視野に入れて捜査を進めるも人権派弁護士の殺害は続く。これまでと異なる動きを見せるカエル男に翻弄される渡瀬は、ある人物からひとつの提案を受け……。
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Posted by ブクログ
主人公が可哀想な目に合います。死んじゃうんじゃないかって何度かハラハラさせられたけど楽しめました。
犯人はなんとなく分かっているつもりでいて残り数十ページで「やっぱそうか」って鼻を高くしていましたが、ことごとく折られました…裏返しの裏返し、どんでん返しのどんでん返し。前半では純粋なミステリー、後半では短編小説を読んでいるかのような軽やかさを感じました。後半にさしかかると読むスピードが止まらなくなってしまったので、待ち時間にはおすすめできないかもしれません。
Posted by ブクログ
有働さゆりの最期は初めから決まっていたかのようなラストだった。
作品の中で刑を軽くするために憲法第39条を利用する例が何度も出てきたが、有働さゆりの解離性同一性障害は詐病などではなかった。さらには、解離性同一性障害が寛解していく最中、望ましい事にピアノ教室を営んでいた有働さゆりの人格に集約していく。しかし、有働さゆりはカエル男の人格の時に犯した自身の殺人行為を許すことはできず、警察官である古手川に自身を裁いてもらうことで最期を迎える。
御前崎に利用され、カエル男という史上最悪の殺人鬼である人格が確立してしまった有働さゆりの人生を考えると悲しく虚しい気持ちになった。
また、有働さゆりを自らの手で殺す事となった古手川には一生の傷となってしまうのだろう。今後の古手川がどのような人間に成長して行くのか別のシリーズで見てみたいと思った。
本のいちばん後ろにカエル男シリーズを読む時の推奨順番が書かれており、今回のカエル男完結編の前に『嗤う淑女 二人』が入っていた。まさかのカエル男はカエル男シリーズ内だけの存在ではなかった。嗤う淑女シリーズでは有働さゆりの大量殺人について描かれているようだ。また、機会があれば読みたい。
Posted by ブクログ
カエル男シリーズ完結
カエル男こと、逃亡生活を続けている有働さゆり再び。
ターゲットは人権派と言われる弁護士達。
今回も残忍な手口で殺害されていく。
引き摺られ、啄まれ、乾かされる。
死者への敬意はまるでみられない。
渡瀬と古手川はカエル男を追うが、なかなか見つけられない。それどころか、手の中で踊らされているような気さえしてしまう。
それでも、少しづつ有働さゆりに近づいていく。
これが有働さゆりが望んだラストだとしたら、さゆりの思い通りになったとしても、やはり悲しい。
古手川にとって心の傷になったと思うが、この傷の深さに、今後刑事を続けていけるのか心配になってしまう。
いや、きっと苦しみながらも続けていくんだろうなぁ
Posted by ブクログ
カエル男ラストのお話
幼少期からずーっと外的要因が内面に影響して翻弄され続けた可哀想な人
御前崎教授に出会わなければ、人生リセットして人としての人生を再スタートできたんだろうな
自分の意思でどうにもできなかったから辛い
歪んでいるとはいえ、己の思う正義を貫き
最後は人に戻れててよかった、、、のか?
いっそのこと化け物のまま終えた方が
楽だったのかもしれない
今作の被害者はみんな人権派弁護士
弁護士も商売だし、
人気や実績、知名度のある無しが
仕事に直結するから
中には信念として人権派一本で貫いてる弁護士もいますが
やっぱり打算的な考え方の弁護士もいると思う
今作のはみんな後者
弁護士の被害者からしたらカエル男はヒーローなんだろうな
私も子供が同じ目にあって、さゆりさんから提案されたら手を取ってしまうかもしれない、、、
過払金とかB型肝炎のCM見てるとなんだかなぁって思ってしまいます