【感想・ネタバレ】怪談怖気帳 地獄の庭のレビュー

あらすじ

その禍々しさに誰もが口を噤む!

「なにがあっても絶対に入ってはいけない!」
家の庭の片隅にある〈じごく〉と呼ばれる場所。
誰も教えてくれない絶対禁忌の謂われとは―― 「地獄の庭」より


どの話も禍々しく、奇しく、なんとも得体が知れない──怪談イベントなどで黒木あるじが取材してきた多くの怪談の中からさらに不穏な話を選りすぐり収録。
・旧家である実家の庭の片隅でいったい何があったのか「地獄の庭」
・一緒に写っている者の正体とは…「卒業写真のあの人は」
・後輩に誘われて行った店の奇妙な違和感「よくない店」
・子供の頃に拾った猫、ちょっと変で…「むかで猫のムム」
・迷信嫌いの父親が、あの話をした日のこと「月と人魂」
・兄弟喧嘩のはざまに得た恐怖のわけ「あの日の喧嘩」など48編。
どの話からも滲むのは不穏な気配、思わず出る身震いを愉しんでほしい。

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Posted by ブクログ

今回、はなしを採取した日時やそのはなしをしたひとのことがリアルに感じられる作りでめちゃくちゃ良かったです。
ワタシが実話怪談が好きな理由がこのままだとほんまに思います。
『顔刀』『地獄の庭』『ぬすみいなり』『墓のなか』『二秒チェック』『わるいこ』『にえがやける』『やまかくし』『よくない店』『画鋲女』『しぼむ』『うしろで』『AIの山』『しぬあそび』『塾の奥』『助言』が気に入りました。
特に『AIの山』がツボ。これは異界とか怪異とかがこちら側に接触してきてるってことでは??神沼三平太先生の肉丸案件では??
こういうのって本気でヤバいのでは?
『塾の奥』ももしかしたら怪異を閉じ込めている結界みたいのがあるのでは??ひとになろうとしているとかも異界からの接触、これが悪意になったらヤバそうでめちゃくちゃ興味深いです。
『助言』読んでよく手が壁の隙間から見えておいでおいでするみたいのとか聞くけどガチでヤバいんだと知りました。手が見えたら逃げろ。異界に引き込まれるぞ!!肝に銘じます。

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2024年12月17日

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