あらすじ
5歳までの語彙力が人生を変える!
子どもの人生を左右する「壁」は5歳にあり。
壁突破のキーワードは「語彙力」。
「やばい」「すごい」で済ませる会話が普及し、
言葉が不要な環境に子どもたちは慣れています。
しかし、考える力を身につけるためには語彙力は不可欠です。
就学前までに、大人が子どもとしっかり向き合い、絵本を読んだり、
読み書きを教えたり、知性あふれる会話をしたりすることで、
子どもの語彙力は飛躍的に伸びます。
語彙が増えれば、見える世界の解像度が上がります。
本書では、受験学習法・幼児教育のプロである
和田秀樹先生が、5歳までに語彙力を飛躍的に伸ばす
具体的なおうちレッスンを紹介。
さらに、
「子どもの”快体験”をつくる」
「できない子を叱るのは愚の骨頂」
「褒めることで子どもの野心を育てる」…など
親の覚悟と向き合い方を示します。
今を生きる子どもたちには、
これからどんな社会になっても生き抜いていくための
普遍的な知力や学力が必要です。
子どもの自信と自尊心を育て、語彙力を身につければ、
「自分は大丈夫だ」と信じてさまざまなことに挑戦していけるはずです。
親と子で「5歳の壁」を乗り越えましょう!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
幼少期には子どもの成功体験の積み重ねが重要であり、その基礎となる語彙力を育むことが必要、という主張は筋が通っていて納得できるものだった。単なる読み聞かせだけで終わらず子どもを「話し手」にすることや、社会の複雑さや子どもの能力・意欲を引き出すためにテレビをうまく使うなど、語彙力を伸ばす方法についても色々と示唆があった。「ダメな子どもがいるのではなく、うまく教えられない親がいるだけ」との指摘は印象的で、親の役割を改めて考えさせられた。
Posted by ブクログ
書き留めておきたいフレーズをここに。
……………
子どもの思考力を鍛えたければ、親も世間一般で言われている「常識」や風潮、一面的な考から脱け出して、物事を深く考えさせる必要がある。
一般的には論理的な文章や説明文を読み書きできるようになることが母国語教育の目的。
アメリカでは、他の人に自分の持っている物や本、思い出の写真などを見せながら、それについて話をするというプレゼンテーションのトレーニングをする。
子どもがちょっと頑張ってできるようになるという成功体験を積むことによって「根拠のある自信」が身についていきます。
親が真剣に子どものことを信じ、励まし続けることが成功のカギとなる。
高い学力や知力、専門知識を獲得し、将来的に職業選択の幅を広げることが教育の真の目的。
読み聞かせを通して、子どもを聞き手にするだけではなく、話し手にしてあげることが大事。
せめて家では読むものを無理に押し付けず、「あなたが好きな本を読んでいいよ」といってあげる。
子どもには、いつ、どこで、だれが、何を、なぜ、どのように、という5w1 Hを入れることが大事だと丁寧に教える。
最初にいいたいことをいって、その後に理由を話したら伝わりやすいよということを教えておくと、子どもにも自分の言いたいことをロジカルにわかりやすく伝えるためのスキルが身につく。
仮に今のやり方で子どもができないなら、できるようになる方法を考えなければいけないですし、むしろわかるような教え方をしていない親や教師が悪い。
誰かに期待を寄せると、痩せた人はその期待が叶うようなサポートを心がけるようになり、期待を寄せられた人はその期待に応えようとして行動する。