【感想・ネタバレ】光っていませんのレビュー

あらすじ

事故で2年間植物状態になっている恋人を見舞い続ける“私”の前に、分身を名乗る幽霊が現れる。自分そっくりな幽霊が一向に姿を消さないため、“私”は仕方なく一緒に暮らし始めるが……(「幽霊の心で」)。人間をクラゲにしてしまう、変種のクラゲが大量発生する。社会に動揺が走るなか、音楽活動をやめた“私”は、自らクラゲになりたがる人をサポートする仕事につき……(「光っていません」)。所属している劇団が行き詰まり、仕方なく役割代行サービスをしている駆け出し俳優の“あたし”。誰かに代わって別れを告げたりニセの恋人になったりしているうち、ある男から、「冬眠の準備を手伝ってほしい」という依頼があり……(「冬眠する男」)。閉塞感に満ちた日常に解放をもたらす、韓国発、8つの奇妙な物語!/【目次】幽霊の心で/光っていません/夏は水の光みたいに/見知らぬ夜に、私たちは/家に帰って寝なくちゃ/冬眠する男/アラスカではないけれど/カーテンコール、延長戦、ファイナルステージ/作家の言葉/解説=倉本さおり

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 幽霊を主体とした不思議なSFで面白かったです。
 人間が幽霊になってしまっても他の人間たちに何かを残す感じが良かったです。
 表題作の「光っていません」が一番良かったかなと個人的には思っています。
1話目の「幽霊の心で」と8話目の「カーテンコール、延長戦、ファイナルステージ」も良かったです。

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2025年07月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

短編集。1995年生まれの若い韓国人女性作家さんの作品。2022年に原著出版。

部屋で、自分の日常、プライベートの場に、だれかもう一人入ってくる感じのお話が多かった。部屋から始まる、部屋で起こる異世界、みたいな、コロナ禍で部屋とか私的な空間が日常の大部分になった時期とも重なっているのかな。

不思議なお話のようで、変に現実的だと感じるのは、

現実の多くが不条理であり、同時に奇跡的なことでできているから、かな。…

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2025年07月22日

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